BBMは2017年も球団別のカード、通称「チームパック」を順次発行し、
7月発売の中日、ソフトバンクまでで全球団が出揃いました。
楽しんでいただけましたか?
お気に入りの球団だけは勢揃い、という方もいれば、
全球団コンプした! という猛者もいるかもしれませんが、
もちろんBBMとしては、すべてのカードに思い入れと愛情をたっぷり詰め込んでいるんです!
実際に制作を手掛けたディレクターからすれば、その思いもひとしお。
そんな制作ディレクター陣に一斉アンケートを決行しました。
お題は「総合ベストカード」「こだわりいっぱいのカード」の2つ。
汗水流して最高のカードを作ろうと奮闘してきた彼らの心の叫びを
ぜひ聞いてください!
全5回の連載を締めくくる7月にはこの2球団。2017年チームパックの「有終の美」を飾ります!
今季のドラゴンズの最大の収穫と言えるのが、ドラフト2位ルーキーの京田でしょう。
開幕戦でいきなり「七番・ショート」で起用されると、当初こそ2割を切る打率でしたが、5、6月の月間打率は3割を超え、現在は2割8分台前後の打率をキープ。6月からは「一番・ショート」に定着し、盗塁数では先輩の大島洋平とともにリーグトップの田中広輔を追っています。
このままの成績を維持できるなら、今季の新人王は間違いのないところ。センスあふれるプレーぶりで、将来的には「ミスタードラゴンズ」と呼ばれる存在になりそうな予感がします。そんな京田の1年目のインサートカード記念碑的な1枚となるのではないでしょうか。
サブセット「主力選手」の打者のカード裏面では、開幕から6月8日までの試合ごとの安打数と打率の推移を棒グラフと折れ線グラフで示しています。
このグラフで見ると、大島洋平選手は4月中に1試合4安打を4度記録とハイペースでヒットを量産。開幕当初は一時的に打率が5割に届いていたため、その後、打率が急降下したようにも見えますが、6月8日時点の打率は.332でリーグでもトップクラスの水準を維持していたのです。
大島選手は安打数はリーグトップクラスで、打率でも宮﨑敏郎(DeNA)、坂本勇人(巨人)らと首位打者を争っています。シーズン終盤に向けてタイトルの行方も気になりますね。
サブセット、インサートカードは、レギュラーやサインカードと違ってタイトルをつけています。そこで、タイトルを見てどんなテーマで選手たちを選んだのか、商品を買ってくれた方が連想しやすいものにしようと心がけています。
デザインについてもタイトルをうまく具現化することを目指しています。そこでこの「First Headlines」。デザインとタイトルの連動がうまくはまったと特に手応えがあるカードです。
シーズン序盤における注目トピックを取り上げたもので、見出しという意味のHeadlineから、写真は新聞の見出しをイメージ。タイトルのネーム部分は、英字新聞で見たことのあるようなフォントにこだわりました。
チームパックにおいて、派手な色合いを使って豪華なイメージを強調するのは、銀紙を使用するインサードカードで作るケースが多い傾向があります。一方のレギュラーカードの場合、通常のレギュラーはシンプルなものとなりますが、サブセットでは個性のあるカードを作ることでバラエティ感を出したいという思いがあります。
そこで、このサブセット「Cutting Edge」では、インサートカードと同等とはいかなくても、鮮やかできらびやかなものにすることを目指して作りました。今季、一軍で大きく出番を増やした若手選手を取り上げたラインアップで、まだまだ伸び盛りで「ダイヤの原石」といえる彼らを表現するデザインにしました。
背景を黒にすることで、宝石のような輝きがより際立つことも意識しています。
(連載終わり)
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