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2018-02-09

高血圧の方に〜本気で減塩!やり方のコツ

塩分と血圧には密接な関係があります。
塩分を取りすぎると、のどが乾きます。
のどか乾いて水分を取ると血液量が増えます。
血液量が増えるのは、高まった血液中のナトリウム濃度を調整するため。
血液量が増えると、それにともなって血圧が上がり、高血圧になるのです。

ということで高血圧対策の一番のポイントは、減塩です。
高血圧が気になっている方、減塩してますか?
やってるつもりだけになっていませんか。
簡単にできる減塩は、『食塩無添加食』です。
家庭で食べる料理に、食塩を含む調味料をいっさい使わないのです。

しょうゆ、みそ、食卓塩、ソースなど、調味料には塩分を含むものがたくさんあります。
日本人がとる塩分のうちの実に43%を、調味料からとっています。
つまり自分で味付けして塩分をとっているのです。
ということは、塩分を含む調味料を使わなければ、確実に塩分摂取を減らせます。

長年高血圧で、約4年前から塩分無添加食を続けている、滋賀医科大学名誉教授の上島弘嗣先生は、食塩無添加食で、最大血圧を約20㎜Hg下げ、降圧剤の量を3分の1に減らすことが出来ました。
ちなみに体重は、5キロ減ったそうです。

上島先生流の『食塩を使わずに美味しく食べるコツ』は次の通り(抜粋)。
・家で作る食事は、原則、食塩を含む一切の調味料を使わない。
・お刺身はしょうゆなしでわさびだけ、天ぷらは、天つゆや塩をつけずにそのままで。
・魚や鶏肉はそのまま焼けば食塩を使わなくても美味しくいただける。
・野菜は炒めるか、そのまま生で。
・油を活用。油を使って炒めたりフライにしたりする。
・牛乳のコクも利用。牛乳を使った料理にしてみる。
・煮物は無塩のトマトジュースで作ると美味しくできる。
・酢しょうが、タマネギスライスの酢漬けなど、塩分を含まないものを味のアクセントとして利用。
・ワサビ、コショウ、七味を好みで使う。
などなど。

ちょっと厳しいなぁ、できるかなぁという方は、塩辛いものを避けるところから始めます。
徐々に濃い味からうす味にして、味覚を慣れさせて、『食塩無添加食』に移行します。
ただし、加工品を食べると食塩が自然に入ってきます.
そのことを踏まえて、食塩無添加食に取り組みましょう。

上記の話は、上島弘嗣先生にうかがいました。
詳細は健康生活マガジン『健康一番けんいち』6号に掲載しています。
減塩では、外食の取り方も重要。外食時の塩分を減らすコツも、本誌で紹介しています。
詳しくは、本誌をどうぞ。


#健康一番けんいち #高血圧 #減塩 #食塩無添加食 #降圧剤 #調味料

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