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2017-11-05

Xリーグ、10月29日の結果

 Xリーグは10月29日、横浜スタジアムでレギュラーシーズン第6節の3試合を行った。パナソニックインパルス対ノジマ相模原ライズは28-26でパナソニックが、富士通フロンティアーズ対オービックシーガルズは13-7(延長タイブレーク)で富士通が、アサヒビールシルバースター対オール三菱ライオンズは20-3でアサヒビールが、それぞれ勝利した。
(撮影・取材:小座野容斉)

両QB活躍も、パナソニックが逃げ切る

【パナソニック vs ノジマ相模原】第2クオーター2分、パナソニックQBアンダーソンが56ヤードを走ってTD

パナソニック〇28-26●ノジマ相模原

  大雨の中の戦いで、先手を取ったのはノジマ相模原。第1クオーターにQBデビン・ガードナーのTDパスをWR八木雄平に決めた。パナソニックも第2クオーター、QBベンジャミン・アンダーソンの53ヤードTDランで追いついたが、ノジマ相模原は直後のオフェンスでRBシオネ・ホマのTDランで再びリードした。

 しかし、パナソニックは第2クオーター10分にアンダーソンからWR頓花達也にTDパスが決まって、同点。さらに残り10秒から2プレーで33ヤードを進んでTDを奪い、パナソニックが21-14とリードして、後半へ折り返した。

 第3クオーター、ノジマ相模原はRBホマのランでTDを奪うが、ポイントアフタータッチダウン(PAT)が決まらずに、1点差となった。パナソニックは第4クオーターにもアンダーソンがランでTDを奪い、リードを8点に広げた。ノジマ相模原は第4クオーター10分にガードナーがフォースダウンギャンブルから36ヤードを走ってTDを奪ったが、2ポイントコンバージョンに失敗。28-26でパナソニックが接戦を勝ち切った。

  パナソニックは、6戦全勝で1位通過。2年ぶりの日本一奪還を狙う。ノジマ相模原は4勝2敗で、レギュラーシーズン3位となった。

キャメロンが延長TBで決勝TDパスを決める

【富士通 vs オービック】延長タイブレークで、決勝のTDパスをキャッチして歓喜する富士通WR中村クラーク

富士通〇13-7●オービック

 第1試合よりも雨脚は強くなったこの対戦。両チームのディフェンスがゲームをコントロールする展開となった。

 第3クオーター、落雷の恐れがあるために約45分間の中断があり、再開後にゲームが動いた。富士通QBコービー・キャメロンのパスをDB島津慶丞がインターセプトして、相手陣からのオフェンスとなったオービックだが、直後のファーストプレーでQBイカイカ・ウーズィーが富士通のDB樋田 祥一にインターセプトされる。このターンオーバーの応酬から、富士通オフェンスは連続してランを選択し、第4クオーター2分、RB高口和起のTDで先制する。

 オービックは、QBをイカイカからベテランの菅原俊に替えてパスで反撃、同9分にWR池井勇輝にパスTDが決まって同点とする。試合はそのまま延長タイブレーク(TB)へ。TB1回表、オービックはK星野貴俊のFGで3点を奪うが、その裏富士通はキャメロンがWR中村輝晃クラークにTDパスをヒットして、熱戦に終止符を打った。

 富士通は、5勝1敗でレギュラーシーズン2位。オービックは3勝3敗でレギュラーシーズン6位となった。

アサヒビールが重量級RBで試合支配

【アサヒビール vs オール三菱】第2クオーター、アサヒビールのRB柳澤にハンドオフするQB安藤。左はブロッカーとしても活躍したRB谷田

アサヒビール〇20-3●オール三菱

  第2試合の後半、一時的に止んでいた雨が第3試合開始前から再び降り始め、午後6時過ぎには土砂降りの状況となった。アサヒビールはRB柳澤拓弥、谷田淳という二人の重量級RBによる徹底した地上戦で主導権を握った。

 オール三菱に第1クオーター、FGで先制を許したが、第2クオーター2分にK飯島良紀のFGで同点に追いつくと、9分には谷田のTDランで加点、第3クオーターには柳澤のランでTDを奪い、リードを広げた。アサヒビールのディフェンスにランを封じられた三菱はやむなくQB斎藤圭のパスで活路を開こうとするが、この時間帯の横浜は1時間18ミリ(気象庁)という強い雨が降っており、パスはまったく決まらず。

 第4クオーターにも飯島のFGで加点したアサヒビールが逃げ切った。アサヒビールは、2勝4敗となり、対戦相手の勝敗数で同じ2勝4敗のアサヒ飲料チャレンジャーズを上回って8位となり、ジャパンXボウル(JXB)トーナメントにワイルドカード(WC)からの進出を決めた。オール三菱は4勝2敗で、2年連続のWC出場。5日のWCはアサヒビールと再戦することになった。

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