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2017-03-02

今井、平井・・・苦闘時代の富士通支えたベテランが引退

1月のライスボウルで2年ぶり2度目の日本一に輝いた富士通フロンティアーズは、3月1日に、2016年を最後に引退する9選手を発表した。ライスボウル初優勝時に主将を務めた今井、日本代表のDL平井ら、長年王座に届かなかった時代にチームを支え続けたベテラン選手がフィールドを去ることになった。

富士通フロンティアーズにとって長年の悲願だったライスボウル優勝を果たし、優勝トロフィーを藤田智ヘッドコーチに手渡す今井善教主将(当時)=2015年1月3日、撮影:小座野 容斉 (Yosei Kozano)ー 場所: 東京ドーム

 引退するのは、年齢順にDB今井善教、DL平井基之、岩熊正貴、OL山元裕貴、WR秋山武史、DB善元将太、OL海津裕太、DB坂口裕一朗、OL岩井悠樹の9人。

ライスボウルで関西学院大と対戦し、QB斎藤にプレッシャーをかける富士通DL平井。日本を代表するパスラッシャーとして長年活躍し続けた=2015年1月3日、撮影:小座野 容斉 (Yosei Kozano)ー 場所: 東京ドームで

 立命大出身の今井は06年から主将を3年間務めた後、14年にふたたび主将に就任、チームをまとめ上げて悲願の日本一をもたらした。同じく立命大出身の平井は、リーグを代表するスピード派パスラッシャーとして活躍してきた。世界選手権の日本代表にも07年、11年、15年と3大会連続で選ばれた。平井は、17年からはコーチに就任する。

 久留米大出身の岩熊は大学では無名ながら、巨体と強靭なフィジカルでQBサックを連発した。長身快足のワイドアウト秋山は関学大からフットボールを始め、富士通のエースレシーバーとして活躍。09年のノートルダムジャパンボウルでは、敗れた日本代表の中からMIPに選ばれた。
(小座野容斉)

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