ソフトボール・マガジンで好評連載中の「うまカラ!~うまくなるカラダをつくろう!~」。スポーツトレーナーの木村友亮さんに、実際のプレーに結び付くトレーニングを紹介してもらい、「うまくなるカラダづくり」を目指す連載です。
ソフトボール・マガジン1月号では、「走るカラダづくり」を紹介。その第1回目は、速く走るために有効なトレーニングとして、スプリットスクワットについて詳しく説明していきます。
走るという行為は多くのスポーツにおいて基本となる動作です。当然ソフトボールにおいても、攻守で重要な要素になります。しかし、速く走るために必要な身体の使い方というのは、あまり注目されていないように感じます。実は陸上選手の走り方と他のスポーツ選手との走り方では、大きな差があるのです。
陸上選手以外のスポーツ選手の走り方で多いのは、つま先を使った走法ですが、実際には地面を足裏全体で踏むほうが速く走れるのです。なぜかと言うと地面と足裏の設置面が大きいほうが反発が大きくなるからで、最新の研究では地面からの反発が大きいほど速く走れると言われています。
守る編で紹介したスプリットステップと同じように足裏全体で地面を踏み、蹴って走るのではなく、反発で跳ぶというイメージで走ることを心掛けてください。
それでは今回は、速く走るためのトレーニング、スプリットスクワットを紹介します。
下の動画をご覧ください。
まずは前足、ヒザ、頭を一直線にして、重心の位置を確認します。そこから前足を曲げ、足裏全体で地面を踏みましょう。この際に前足のかかとが浮いて前傾になり過ぎたり、カカトに体重がかかり重心が後ろにあってはいけません。重心は前足の設置面、ヒザ、頭を一直線にしたところです。
しっかりと前足に乗ったあとにはスクワットの要領で前足を少し伸ばします。頭の位置が前後左右にブレることなく、しゃがんだ状態から真っすぐ上にくるようにしてください。また後ろ足から頭までが真っすぐになるような姿勢を意識しましょう。
より詳しいスプリットスクワットの説明や、そのほかのトレーニングメニューなどは、発売中のソフトボール・マガジン1月号を、ぜひご覧ください!
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