◆2019年ダイヤモンドリーグ(第8戦)・ローザンヌ大会/7月5日
昨年、全米選手権男子100mを制し、一躍世界のトップ戦線に名を連ねたノア・ライルズ(米国)が男子200mで、ウサイン・ボルトが7年前に樹立した大会記録を0秒08更新する19秒50(-0.1)の世界歴代4位の記録で優勝した。
※写真上=男子200mで世界歴代4位の好記録をマークしたライルズ(中)
写真◎Getty Images
ライルズは、スタートからスムーズなコーナリングを見せ直線に入ると、残り60mを切ったあたりから他の選手を突き放す圧巻の走りを見せ、世界に衝撃を与えた。
また、同レースで2位に入った29歳のアレックス・キニョーネス(エクアドル)は、自己ベストの19秒87をマークし国内新記録を樹立している。キニョーネスは2012年ロンドン五輪200m7位の実績がある。
★男子200mの世界歴代トップ5
1)U・ボルト(ジャマイカ) 19秒19(-0.3)2009年
2)Y・ブレイク(ジャマイカ) 19秒26(+0.7)2011年
3)M・ジョンソン(アメリカ) 19秒32(+0.4)1996年
4)N・ライルズ(アメリカ) 19秒50(-0.1)2019年
5)W・ディックス(アメリカ) 19秒57(+0.7)2011年
ローザンヌ大会ではほかに、男子1500mでティモシー・チェルイヨット(ケニア)が3分28秒77、男子棒高跳でピオトル・リセク(ポーランド)が6m01の大会新記録を樹立している。リセクは自己ベスト、国内新記録。またふたりとも前回の2017年世界選手権では同種目で2位に入っている。
構成◎陸上競技マガジン編集部
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