16日、8月に沖縄で開催されるインターハイの最終関門となる地区大会が全国各地で開催された。好記録が続出した近畿大会は最終日を迎え、男子110mハードルで藤原孝輝(洛南高2年・京都)が13秒97(+0.9)の高校歴代5位の好記録で優勝した。
近畿大会・男子110mHを制した藤原(写真/早浪章弘・陸上競技マガジン)
スタートから1台目のハードルを多くの選手が8歩のところを、188cmの長身を生かし7歩で行く。一方でハードルとハードルの間は窮屈そうに、それでもスピードを落とすことなく刻む。
「減速せずにハードルを跳べました。レース全体を走っているイメージでできました」
藤原は4台目までに先頭に立つと、その後はじわじわと差を広げ、13秒97(+0.9)の高校歴代5位で優勝した。
「14秒を切るのは今シーズンの一つの目標でした。次は高校記録を目標にしたい」
藤原は今大会、走幅跳を7m60(+1.0)で制しており二冠を達成。両種目ともインターハイでも優勝候補だ。
「走幅跳とハードル、どちらが好きということはありません。これからも二刀流で頑張っていきたいです」
所属する洛南高は藤原だけではなく、前日に男子3000m障害で高校記録を樹立した三浦龍司(3年)などが所属し、全国インターハイでも男子学校対抗の総合優勝候補。沖縄でも洛南旋風が巻き起こるか。
文/早川大介
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