「あれ」とばかり日本ハムの先発・村田透が見下ろしているのは、「M10」とグリップエンドに刻まれたバット。折れたバットなら珍しくないが、そのままマウンドまで飛ぶのは、なかなかない。このバットの持ち主は、ロッテの新外国人・サントスだ。5回にバットを放り投げるように打ってライト前ヒット。巨人戦に続き、シーズン3度目の猛打賞だ。WBCで走り打ちが話題になったキューバ出身選手ながら、実は前回の猛打賞、6月18日の巨人戦(東京ドーム)でも、この“バット投げ打法”で二塁打を放っている。本人によれば、「三振したくないと思うと、反射的に」と言っているが、若干、ムッとしたような村田の表情を見ていると、いつか乱闘のきっかけになってしまいそうな気もしてくる。写真=榎本郁也
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