想定を活用した3カ所打撃

 第90回記念選抜高校野球大会に5年ぶり18度目の出場を果たした高知。四国大会は準々決勝で英明(香川)に7対8で敗れたが、準決勝で同じ英明にコールド負けした高松商(香川)の評価を上回り、四国8強から逆転で出場を決めた。昨秋の神宮大会で四国代表の明徳義塾が優勝し、持ち帰った神宮大会枠の恩恵を受けた格好だ。

 昨秋は公式戦6試合のチーム打率が.306。一番・中越啓斗、三番・西村唯人、四番・辻海星が高打率をマークした。二番・中畑隆之介、五番・谷岡享玲にもパンチ力があり、上位打線は長打力にも期待できる。

画像: パワーと確実性を兼ねる四番・辻など個性的な打者が並ぶ

パワーと確実性を兼ねる四番・辻など個性的な打者が並ぶ

 高知の打撃練習の中心に位置づけられているのが3カ所打撃だ。実戦的な打撃練習の代表格としてはシート打撃があるが、「時間がかかる」との理由で、シート打撃で求める要素を3カ所打撃に落とし込み、数を積み重ねるための工夫を施す。

 例えば一つのケージでは一死三塁を想定。チームの得点パターンとして「ゴロゴー」を取り入れたいと考えれば、試合でその作戦を実行するための技術を身につける必要がある。また、一死三塁の得点パターンには犠牲フライも挙げられる。選手によってゴロを打ちにいくよりも、外野フライを狙うほうが確率が高い場合もある。そうした特徴をつかむ機会にもなる。

 想定を「無死二塁の進塁打」や「2ストライクから三振を避ける」などと変えれば、チームの特色に合わせてやり方は無限。シンプルな手法だが、意図、目的を選手に浸透し切れるかどうかがポイントだ。

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