2月17、18日の2日間、毎年恒例となったコナミオープン2018が東京辰巳国際水泳場にて開催され、各種目では小学生から4月の日本選手権での代表入りを狙う選手まで、冬場のトレーニングの成果を図りながら、熱泳を見せ、3個の日本新記録(うち高校新記録2個含む)、1個の高校新記録が生まれた。

 もっとも活躍が目立ったのは女子では池江璃花子(ルネサンス亀戸)、男子では中村克(イトマン東進)だった。

 まずは池江。初日の女子200m自由形決勝では、自身が保持していた日本記録を1秒29も更新する快心のレースを見せ、1分55秒04をマークした(ラップは「26.97 55.93 1.25.68 1.55.04」)。

 池江は「1月くらいには、“すぐにでも日本選手権に出たい”と思えるくらいでした」というように、昨シーズン終了後から、海外合宿を中心にじっくりとトレーニングを積んできた成果を存分に発揮。練習を十分に積めなかった1年前の同時期と比べても、手応えを感じており、「これまでの(200mの)予選では狙っていたけど、なかなか出せなかった」という前半100m58秒台(67)をマークし(トータル1分58秒83)、決勝では55秒台(93)と積極的に攻めるレース展開を見せ、大幅な自己ベスト更新につなげた。

 それでも「ターンのときに少し身体が伸びてしまった」ということを考えれば、「たら・れば」とはいえ、1分54秒台の実力が現時点で備わっていることを証明したと言える。

 2日目には50mバタフライでこちらも自身が保持していた記録を0秒02に更新する25秒44の日本新記録を樹立、さらに専門外の400m自由形では「泳ぎ方がわからない部分もあったので、緊張しましたけど、前半力を温存して、ラスト100mで勝負しようと思った」というように、トップ選手たちを抑える堂々の泳ぎを見せ、4分9秒29の日本高校記録をマークしてみせた。

 一方、男子の中村は100m自由形で自身が保持していた記録を0秒12更新する47秒87の日本新記録をマークした。池江の活躍に刺激されたという中村は、前半50mを23秒30で折り返すと、その後もギアを上げ、ラストのタッチは少し流れ気味になりながらも、

「地力が上がってきている実感はあります。泳いでいる間にも、浮き上がり後の1かき目で呼吸を入れてしまったりするなど、他にも課題が見つかったので、タイムはまだ伸びると思います」

 中村は1週間前に山口で行なわれたきららカップでも50m自由形で日本記録を更新しており、2週続けての日本新記録の樹立。8月には世界のトップスプリンターが集う米国、豪州勢と相まみえるパンパシフィック選手権、そしてアジア大会での優勝とアジア記録(47秒65)更新に向け、決意を深めていた。

 あくまで机上の比較であるが、2017年ブダペスト世界選手権決勝の成績と照らし合わせると、池江の200m自由形、中村の100m自由形の記録はともに2位相当にあたる世界レベルの記録。これから始まる2018年シーズンに向けて、大いに期待を膨らませる快記録だった。

 ほかでは、女子背泳ぎでは高校1年生の酒井夏海(スウィン南越谷)が200mで2分8秒98の自己ベストを更新、男子200m個人メドレーでは藤森太将(ミキハウス)が1分57秒90と好記録で優勝。

 年始の体調不良もあって2018年初の大会出場となった萩野公介(ブリヂストン)は200m自由形、200m個人メドレーで2位、瀬戸大也(ANA)は初日の400m個人メドレーこそ制したものの、疲労もあり思ったようなタイムを出せず、2日目は体調不良のため、200mバタフライ決勝を棄権した。

文●牧野 豊

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