1月30日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)・プレーオフを戦い、Jクラブの中で最も早く新シーズンが始まった柏。その一戦ではムアントン(タイ)を3-0で下し、ACL本戦へ駒を進めた。

江坂任ら新加入選手もスムーズにチームにフィットし、出足は良好に見えた。しかし、ACL第1節では全北現代(韓国)から2点を先行するも、後半に3失点を喫し、逆転負け。続く第2節はホーム・日立台に天津権健(中国)を迎え、試合を一方的に支配するも、終了直前に追いつかれドローに終わった。アジアのハイレベルな戦いとはいえ、2戦勝ちなしと悪い流れが続いている。

J1開幕戦を2日後に控えた2月23日は非公開練習を行ない、仙台とのアウェーゲームに向けて準備を進めた。

「良いサッカーができている。あとは決めるだけ」

「なんで自分がMVPなのかな?」 
2月20日のACL・天津権健戦でMVPに選ばれた伊東純也は、まったく納得していなかった。チームが勝利できなかったこともあるが、自身もゴールやアシストを記録したわけではない。「周りの人から見て、そう思ってもらえたならよかったけれど、自分としてはまだまだできたし、もっとできると思う」と、喜ぶどころか、悔しさをにじませた。

それから中4日で、仙台とのJ1開幕戦を迎える。ACLで出た課題は明確だ。 
「(天津権健戦は)守り切らなければいけなかったけれど、追加点を取れるチャンスが何回もあったから、そこを決め切れていればよかった」と、得点力の改善に向けて「クロスの入り方とか、フィニッシュの部分を正確に」できるように、練習時間を費やした。

チームのトレーニングが終わったあとも、「FWの選手は最後まで残ってシュートを打っている」と、江坂任やハモン・ロペスらとともに、居残りでシュート練習に打ち込んだ。「もっとチャンスを多く作っていきたいし、自分も(得点を)取らなければいけない」。勝利をつかむためには、FWだけに得点を求めるのではなく、自らも積極的にゴールを狙う。「目標はあまり決めないけれど、昨季は(リーグ戦)6得点なので、それ以上は取りたい」と、具体的な数字も自らに課している。

「結果はついてきていないけれど、良いサッカーができている。あとは決めるだけ」 
伊東が話すように、天津権健戦ではチームで25本のシュートを放つなど、ゲーム自体は支配した。ただ、追加点は生み出せなかった。その反省を生かして、25日初戦を迎えるJリーグと、残りのACLの戦いで同じ過ちを繰り返さないと伊東は誓う。

「(J1で)優勝したい。(開幕戦は)勝てるように頑張ります」 
口数こそ少なかったが、その言葉には3試合ぶりの勝利への意欲がみなぎっていた。

 
取材◎小林康幸 写真◎Getty Images
 

This article is a sponsored article by
''.