2月25日に行われる東京マラソンの招待選手記者会見が都内ホテルで行われた。昨年はウィルソン・キプサングが日本国内初の2時間3分台となる2時間03分58秒で優勝。世界でも屈指の高速コースで、今年はどんなレースが繰り広げられるのだろうか。

キプサングの連覇なるか

 高速コースとなった昨年の大会で優勝したウィルソン・キプサング(ケニア)が今年も出場する。「コンディションはいい」と話し、今回の目標タイムも世界記録(2時間02分57秒)を上回る2時間02分50秒と話した。
「1カ月前は目標を2時間03分50秒と話したが、それから帰国してトレーニングもうまくいった。前半は世界記録ペースで走って、天候と気温が許せば後半もプッシュしていくよ」
 キプサングは昨年もこのコースを走って。国内初の2時間3分台をマーク知っているが「これまでに走ってきた中でベストのコースの一つで、世界記録も可能だと思っているよ」と、東京のコースを語っている。昨年は前半が速く、後半は風が強かった。今回はそれを踏まえてのペース設定になる可能性もあるという。日本で歴史的な瞬間は訪れるか。
 コースが変わる前の東京マラソンを優勝しているディクソン・チュンバ(ケニア)とフェイサ・リレサ(エチオピア)も出場し、今回は東京マラソン優勝経験者の3名による争いが見られそうだ。14年に2時間05分42秒で走ったディクソン・チュンバ(ケニア)は「今年はトレーニングがうまくいっている。コンディションも良く、2時間4分台で走れるよ」と話し、リオ五輪銀メダリストのフェイサ・リレサ(エチオピア)も「トレーニングは積み上げてきて、コンディションはベストです」と自信をのぞかせる。ともに目標タイムは2時間4分台と話したが、どんな展開になるのだろうか。

日本勢も順調に

 昨年度の日本人トップで倫敦世界選手権代表の井上大仁(MHPS)は「走り込みもできている。調整もしっかりできていて、まずまずの状態」だと話す。目標タイムを問われると、日本記録(2時間06分16秒)を上回る2時間06分00秒と発表すると、会場からはどよめきも。「自分が目指しているのが世界レベルの選手になること。これは日本記録がどうということではなく、結果として出していければ、ということ。今回も挑戦するが、いつかは世界レベルになればいいかなと思っています」と、その意図を語った。
 昨年9月に1時間00分17秒のハーフマラソン日本記録を樹立し、ベルリンマラソンで2時間09分03秒をマークした設楽悠太(Honda)は「高速レースはベルリンでも経験してきた。それを生かしたい」と話す。
 昨年の東京マラソンでは積極的なレースを展開し、中間地点を1時間01分55秒で通過した設楽。「2、3回目のマラソンだったら速いと思って躊躇したかもしれないが、初マラソンだったから迷いなく追いかけることができた」と振り返ったが、今回がマラソン3レース目。レースを重ねて仕上げる方針もフィットしてきており、記録にも期待がかかる。
 目標タイムは「2時間09分00秒」とした。「今回は記録よりも勝つことを大事にしていく。ゴールまで計算していく走りではなく、先頭についていけば記録は出る。絶対に9分以内で走るということ」と話した設楽。世界記録ペースも視野に入る海外勢を相手にどんなレースを見せるかにも注目だ。

画像: 昨年は日本人トップとなり、世界選手権代表に選ばれた井上

昨年は日本人トップとなり、世界選手権代表に選ばれた井上

画像: 昨年は積極的なレースを展開した設楽。1年間で確実にベースは上がっている

昨年は積極的なレースを展開した設楽。1年間で確実にベースは上がっている

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