★小関、渡辺が珠玉の争いを展開
連覇継続&阻止を巡るトップ選手間の攻防

 4月3~8日までの6日間、東京辰巳国際水泳場にて競泳・第94回日本選手権が開催される。スイマガWebでは本誌4月号の発売以降、追って展望関連のニュースをお届けしているが、その合間に1年前の日本選手権(2017年4月13~16日/愛知・日本ガイシアリーナ)をプレイバック。今回は男子編。主に日本水泳連盟が定めた個人種目の国際大会派遣標準記録を突破し、世界選手権代表内定を決めた7人を中心に優勝者一覧を掲載する。

 200m平泳ぎでは、小関也朱篤(ミキハウス/上写真右)、渡辺一平(早稲田大/上写真左))が世界レベルの戦いを見せ、会場を大いに沸かせた。優勝した小関は2分7秒18という日水連が定めたインターナショナル標準記録S(1国2名の世界ランキングで3位相当)を突破、1月に世界新記録となる2分6秒67をたたき出していた渡辺も2分7秒60と、ともにハイレベルな記録で日本一の座を争った。小関は200mで4連覇、また100m平泳ぎでも5連覇を達成した。

 2人は4月の日本選手権の結果をそのまま反映するかのように、夏の世界選手権では小関が銀、渡辺が銅と、そろって表彰台に上る活躍を見せた。

画像: 早稲田大の先輩・瀬戸を抑えて初優勝を飾った坂井

早稲田大の先輩・瀬戸を抑えて初優勝を飾った坂井

 前年のリオ五輪200mバタフライで銀メダルを獲得し、出場するだけで世界選手権代表に内定していた坂井聖人(早稲田大)は、その状況に甘んじることなく、1分53秒71の好記録で日本選手権初優勝。その坂井に200mバタフライの4連覇を阻まれ2位となった瀬戸大也(ANA)だったが、リオ五輪で銅メダルを手にした400m個人メドレーでは、同五輪金メダリストで日本選手権5連覇中の萩野公介(ブリヂストン)を0秒01差で破り、この種目で初優勝。200m個人メドレーでは2位に入った。

 萩野は坂井同様、400m個人メドレーは出場するだけで世界選手権代表内定となっていたが、瀬戸に不覚を取ったものの、200m個人メドレーでは6連覇を達成。また、200m背泳ぎでは10連覇中だった入江陵介(イトマン東進)を抑え、初優勝を飾った。

画像: 400m個人メドレーでは萩野(左)の連覇を阻止して初優勝を飾った瀬戸

400m個人メドレーでは萩野(左)の連覇を阻止して初優勝を飾った瀬戸

 入江は米国に拠点を置いて以降、初となる日本選手権だったが、200m背泳ぎで萩野に11連覇を阻止されたものの、100mでは4年連続6度目の優勝を飾り、12年連続で主要大会の日本代表入りを決めた。

 また、自由形短距離2冠に輝いた中村克(イトマン東進)は、50mでは塩浦慎理(イトマン東進)と同着優勝、そして100mでは自身初の個人種目での標準記録を突破し、代表権を手に入れた。

 優勝者一覧は以下の通り。

【第93回(2017年)日本選手権優勝者一覧/男子】
(※はブダペスト世界選手権の派遣標準記録突破)

【男子】
◆50m自由形
塩浦 慎理(イトマン東進)21.97
中村  克(イトマン東進)21.97
◆100m自由形
中村  克(イトマン東進)48.26※
◆200m自由形
萩野 公介(ブリヂストン)1.47.29
◆400m自由形
萩野 公介(ブリヂストン)3.47.30
◆800m自由形
江原 騎士(自衛隊体校)7.54.16
◆1500m自由形
山本 耕平(ミズノ)15.03.90
◆50m平泳ぎ
小関也朱篤(ミキハウス)27.23
◆100m平泳ぎ
小関也朱篤(ミキハウス)59.26※
◆200m平泳ぎ
小関也朱篤(ミキハウス)2.07.18※
◆50mバタフライ
長谷川純矢(ミキハウス)23.50
◆100mバタフライ
小堀 勇氣(ミズノ)51.98
◆200mバタフライ
坂井 聖人(早稲田大)1.53.71※
◆50m背泳ぎ
古賀 淳也(第一三共)24.67
◆100m背泳ぎ
入江 陵介(イトマン東進)53.46※
◆200m背泳ぎ
萩野 公介(ブリヂストン)1.56.39※
◆200m個人メドレー
萩野 公介(ブリヂストン)1.56.01※
◆400m個人メドレー
瀬戸 大也(ANA)4.10.44※

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