競泳・飛込の全米大学選手権(NCAA)は、毎年3月にヤードプールの短水路で行なわれるいわば米国のインカレ的な位置付けの大会。個人競技とはいえ、やはり学校対抗戦はどの国でも盛り上がりを見せるものだ。

 今年は1部女子が3月14~17日にオハイオ州にあるオハイオ州立大で行なわれ、女子自由形の絶対女王であるK・リデキーのいるスタンフォード大が2年連続11回目の優勝、一方1部男子は3月21~24日にミネソタ州のミネソタ大で行なわれ、シンガポール初の五輪金メダリストでもあるジョセフ・スクーリングのいるテキサス大が4年連続14回目の優勝を果たしたが、最も注目を集めたのが、昨年の世界選手権50、100m自由形、100mバタフライ金メダリストのケーラブ・ドレッセル(フロリダ大)だ。

 ドレッセルは、自由形の50ヤードで18秒切り(17秒63)、100ヤードで40秒切り(39秒90)、さらに100ヤードバタフライでも43秒切り(42秒80)とすべて前人未踏の領域に踏み込む泳ぎで、スポットライトを一身に受けた。

●ドレッセルの50ヤード自由形17秒63

画像: 17.63 50 Free Caeleb Dressel youtu.be

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●ドレッセルの100ヤード自由形39秒90

画像: Caeleb Dressel sets an another American record with a 39.9 in the 100 freestyle | ESPN www.youtube.com

Caeleb Dressel sets an another American record with a 39.9 in the 100 freestyle | ESPN

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 ヤードは、アメリカンフットボールのフィールドがそうであるように、米国では一般的に使われている長さの単位だが(1ヤード=91.44センチ、25ヤード=22.86メートル)、日本人の感覚ではピンとこない部分もあるので、根拠もなしに勝手に今回の記録を基に、ヤードをメートルにして単純換算して短水路世界記録(カッコ内の数字)と比較してみると――50m自由形なら19秒28(20秒26)、100m自由形なら43秒63(44秒94)、100mバタフライ46秒81(48秒08)と、すべて上回っている!! あくまでファンタジーだが、ドレッセルの実力を測る上では一つの目安になるのではないだろうか(根拠のない自画自賛)。

 ともあれ、この夏には、パンパシフィック選手権の米国代表にも入るであろうドレッセルだけに、東京でその泳ぎを見てみたいものだ。

文◎牧野 豊

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