2016年3月5日、こつ然と姿を消したCBR250RR

 3月28日のWRESTLE-1狭山大会の試合前、4・18後楽園に控えるタッグ王座防衛戦に向けた意気込みを聞くため熊ゴローに話を聞いた。ニューワイルドオーダー時代の同志である征矢学&AKIRAとのタイトル戦に向け、ひとしきり意気込みを語ったあとに「それとは別に、今日は重要なことがあるんですよ!」と切り出したのが、バイクの話だった。

 道場に停めていた熊ゴローの愛車・ホンダのCBR250RRがこつ然と姿を消したのが、2年前の2016年3月5日におこなわれた狭山大会当日の朝だった。

「会場に来る前に道場の車に荷物を積み込もうとしていたら、何かいつもと景色が違うんです。なんだろうな?と思ったら、いつもボクが停めているバイクがないんですよ! よく、アニメとかであるじゃないですか。“ここにあったものがなくなりました”みたいなシーンが。あんな感じですよ。ハッ!? ハッ!? ハッ!? エ~!?って」

 19歳のとき必死に貯めた45万円で買った思い入れの深い愛車は、どこを探しても見つからない。もしかしたら帰省した際に実家に置き忘れてきたのかとも思い、すぐに母親に電話したがそこにもない。寮の部屋に戻りヘルメットとグローブとカギだけが置いてあるのを見て、ようやく“盗難”の事実を認めた熊ゴローは、すぐに村山大値レフェリー(現スターダム所属)に連絡し会場入りが遅れることを報告。警察に被害届を提出してから会場へと向かった。

画像: 現在、土肥孝司(左)とのコンビ“土肥熊”でタッグ王座を保持している熊ゴロー

現在、土肥孝司(左)とのコンビ“土肥熊”でタッグ王座を保持している熊ゴロー

疑惑の人物を直撃すると…

 犯人として一人、引っかかる人物がいた。ほかのメンバーに遅れて会場入りした熊ゴローは、真っ先にその人物のもとへ向かい「ちょっとお聞きしたいことがあるんですけど…」と声をかけるや否や「オレ、やってないよ」という言葉が返ってきた。疑惑はますます深まった。

 その人物とは、今回の防衛戦の相手でもある征矢だ。当時、同じユニットに属していた仲間に対し疑いを持ったのには理由がある。盗難から半年前の2015年9月におこなわれた道場マッチにて、征矢はフリーマーケット「ひげ屋」を出店し、そこに熊ゴローのバイクを無断で出品した前科があったのだ。

 熊ゴローのバイクに勝手にまたがり撮影した写真をフリマの売店に貼り出した征矢は、最初こそ35万円の値をつけていたものの、買い手がつかないと見ると25万、20万と躊躇なく値引き。最終的に2万円で売りさばこうとしたところで熊ゴローが阻止し、どうにか事なきを得たという。そんなこともあっての、半年後の盗難事件だった。

画像: 2015年9月の道場マッチで熊ゴローの愛車を勝手に売ろうとした征矢

2015年9月の道場マッチで熊ゴローの愛車を勝手に売ろうとした征矢

 その後、ニューワイルドオーダーを脱退し征矢と袂を分かった熊ゴローは、若手連合軍のNEW ERAとしての活動へと方向転換。今現在、すでにワイルドへの心残りはないと言い切るが、バイクへの未練は征矢への疑いとともに2年を経てもくすぶり続けている。

 2016年の春、新宿区百人町あたりでトリコロールカラーのCBR250RRを見かけた方、または何か手がかりとなりそうな情報をお持ちの方は、ぜひ熊ゴロー(@Kumagoro0112 )までご一報を。

4・18後楽園のタイトル戦に向けた熊ゴローの意気込みは4月4日(水)発売の「週刊プロレス4月18日号(No.1951)」の試合リポートに掲載。征矢との前哨戦に完勝した3・28狭山大会の模様は週刊プロレスmobile(月額324円)でも詳報しております。

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