■2018年4月4日 AFCチャンピオンズリーグ第5節
柏 0-2 全北(韓国)
得点者:(柏)なし
    (全)リカルド・ロペス、イ・ドングッ

4月3日、4日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第5節が行なわれた。
3日に登場したグループHの鹿島は、敵地で上海申花(中国)と対戦。前半に2点を先行される厳しい展開を強いられるも、後半に入り58分に鈴木優磨が1点を返すと、その5分後には鈴木の浮き球パスからレアンドロが同点ゴールを奪取。勝ち点1を重ね、1節を残してグループステージ突破を決めた。
グループGのC大阪は、ホームで済州に完勝。16分に田中亜土夢のCKから片山瑛一が左足で決め、先制ゴールを奪うと、34分にも山村和也のパスを受けた柿谷曜一朗が追加点をスコア。後半アディショナルタイムに失点するも逃げ切り、グループ2位に浮上した。
翌4日には、グループEの柏が首位全北(韓国)をホームに迎え、逆転での勝ち抜けに望みをつなぎたかったが、前後半に1失点ずつを喫して敗北。また、グループFの川崎Fは74分に知念慶がゴールを挙げ、上海上港と引き分けるも、ともに最終節を待たずしてグループステージ敗退が決定した。

決定機を逃すも相手GKを称賛

無念のホイッスルが、日立台のピッチに鳴り響いた。
「決定力の差が出ました」
下平隆宏監督は、相手を上回る14本のシュートを放ちながらも無得点に終わったことに、険しい表情を浮かべた。

この時点ではまだ、柏の試合後に行なわれる傑志(香港)対天津権健(中国)戦の結果次第では、最終節まで微かに望みがつながる可能性はあった。しかし、2位の座を争っていた天津権健が勝利し、柏との勝ち点差が「6」に広がったため、その可能性も消滅。次のラウンドへ進むことはできなかった。

それでも、「決して恥じることない」と、クリスティアーノは言う。
「特に相手の守備は洗練されていた。非常にトレーニングを積んだ良いチームだなと。なかなか優勢にゲームを進められなかった」と、全北のチーム力の高さを称賛し、「我々はアタッキングサードでボールを持ってチャンスを作る時間帯もあった。非常に洗練されたチームを相手にここまでやれたことは、次につながるゲームだったと思う」と、前を向いた。

再三のチャンスを、自らの手でふいにし続けていたわけではない。たとえば、開始早々の3分の場面。小池龍太からのパスに伊東純也が抜け出し、ゴール前へクロスを送ると、待ち構えていたクリスティアーノがヘディングシュートを放った。
「『触れないだろう』という角度だったので、ボールが(ゴールに)入ると思った」と、自らのプレーを振り返るも、「それを阻止されたのは、彼のファインセーブ」と、この試合のMVPにも選出された全北のGKソン・ボングンの好守をたたえた。

「どちらが勝ってもおかしくない、拮抗したゲーム展開だった」(クリスティアーノ)。それだけに、訪れたチャンスを決めたか、決められなかったか、という差が勝敗を分けたことは否めないだろう。ただ、悔しさを噛みしめながらも、対戦相手に敬意を払うクリスティアーノの言葉は、“サッカーは相手があってこそのスポーツである”ということを示している。

「(母国の)ブラジルでは、敗戦後によくこんなことを言う人がいます。『負けても恥じることなく、胸を張るべきだ』。決して試合内容は恥じるものではなかったと思うので、我々は次に進む道に沿って、また歩んでいきたい」(クリスティアーノ)

今季のACLの戦いは、残念ながら4月18日に控えるグループステージ最終節・天津権健戦で終わる。だが、J1を始めとする国内大会でのまた新たな戦いが待ち構えている。
来季もアジアの舞台に立つために――。柏の戦士たちの歩みが止まることはない。

■グループE/勝ち点(勝-分-負)得失差
1位 全北☆ 12(4-0-1)10
2位 天津権健☆ 10(3-1-1)3
3位 柏 4(1-1-3)-3
4位 傑志 3(1-0-4)-10
※5節終了時点、☆はラウンド16進出決定

■グループF/勝ち点(勝-分-負)得失差
1位 上海上港☆ 11(3-2-0)5
2位 蔚山☆ 8(2-2-1)4
3位 メルボルン 5(1-2-2)-6
4位 川崎F 2(0-2-3)-3
※5節終了時点、☆はラウンド16進出決定

■グループG/勝ち点(勝-分-負)得失差
1位 広州恒大 9(2-3-0)4
2位 C大阪 8(2-2-1)0
3位 ブリーラム 6(1-3-1)0
4位 済州 3(1-0-4)-4
※5節終了時点

■グループH/勝ち点(勝-分-負)得失差
1位 鹿島☆ 9(2-3-0)3
2位 水原三星 7(2-1-2)0
3位 シドニーFC 5(1-2-2)-1
4位 上海申花 4(0-4-1)-2
※5節終了時点、☆はラウンド16進出決定

 
文◎小林康幸 写真◎Getty Images
 

This article is a sponsored article by
''.