3月26~30日、大田スタジアムにてボーイズリーグの「第48回日本少年野球春季大会」が開催された。中学部は全国41支部から代表1チームが参加。その頂点に立ったのが、愛知豊橋ボーイズ(豊橋スカイラークス、愛知)だった。昨年はベスト8、そして3年連続8回目の出場の今年、初めて全国制覇を果たした。

 決勝戦は京葉ボーイズ(千葉)との戦いとなった。初回に愛知豊橋ボーイズが2点を先制すると、以降は点の取り合い。3対2と愛知豊橋ボーイズが1点リードで迎えた5回裏、一死一、二塁から京葉ボーイズの三番・斉藤の左中間への2点適時三塁打で逆転され、さらに次打者への暴投の間に追加点を許してしまう。
 しかし、愛知豊橋ボーイズはすぐさま反撃する。6回表、一死から2者連続四球で一、二塁となると、三番・村田、四番・立花、五番・彦坂の3連打で一挙4得点し逆転。7回にも1点を加え、8対5で勝利を収めた。

画像: 先制の適時打、6回にも逆転の適時二塁打を放った四番の立花

先制の適時打、6回にも逆転の適時二塁打を放った四番の立花

画像: 初の全国制覇に喜びを爆発させる愛知豊橋ボーイズ

初の全国制覇に喜びを爆発させる愛知豊橋ボーイズ

下級生のころから
強い打球を受ける

 クリーンアップの活躍など打撃力の高さが見られた愛知豊橋ボーイズの戦いぶりだが、本来のチームカラーとしては「守り勝つ野球」を目指している。今大会の決勝戦の4回裏でも流れるような4-6-3のダブルプレーを見せていた。

 愛知豊橋ボーイズの守備練習の特色は、上級生のシートバッティングで下級生に守備に就かせるというもの。2年生のころから3年生の強い打球に慣れておくことが、自身が最上級生となったときに大きなアドバンテージとなる。中野哲伸監督は「下級生を守備に就かせなかった年があったのですが、最高学年になった時にやはり守備にまとまりがなかったため、以降は毎年このようなスタイルにしています」と、その効果を語る。上級生は下級生の守備に就くことになるが、その際には二死満塁といった厳しい場面を想定して難易度を上げている。

 もう一点、チームの守備力を上げている要因が「声出し」だ。
「守っているときにはとにかくしゃべれと伝えます。小学生のころには『おーい』と呼んだりすることが声出しだったかもしれませんが、中学生の声出しは会話をすることです。特に走者をつけての守備練習では『こういうことがあるよ』と確認し合いながら行ったほうが、より効果があると感じています」(中野監督)
 練習時から、起こり得るシチュエーションを声に出し合って、横の連携、縦の連携を確認する。こうしたことを習慣にすることで、試合時のミスが軽減される。

「特に変わった練習をしているということはありません」と言う中野監督。小手先のテクニックではなく、目の前の一球にしっかりと対応する基本の姿勢を身につけさせる指導が、今回の優勝を実現させた大きな要因であることは間違いない。

画像: 4回裏、一死満塁のピンチをダブルプレーでしのぐ。主将の白井(左)は遊撃手として守備の柱も担う

4回裏、一死満塁のピンチをダブルプレーでしのぐ。主将の白井(左)は遊撃手として守備の柱も担う

This article is a sponsored article by
''.