FC東京は鹿島に競り勝ち、4連勝で3位に浮上した。29分に金崎夢生に先制ゴールを許したものの、10分後に追いつく。室屋成のクロスが植田直通に当たり、そのままゴール。後半も右サイドを中心に果敢に攻めた。55分には永井謙佑のパスを受けた室屋がドリブルで持ち上がり、勝ち越しゴールをマーク。終盤は粘り強い守備で耐え、逃げ切った。鹿島は攻守に精彩を欠いて2連敗。

■2018年4月11日 J1リーグ第7節
FC東京 2-1 鹿島
得点者:(F)オウンゴール、室屋 成
    (鹿)金崎夢生

長谷川監督「無尽蔵のスタミナを持っている」

3連戦でフル稼働しても室屋の電池が切れることはない。長谷川健太新監督から「もっと攻撃的にプレーしてほしい」と言われ、突貫小僧のハートに火が付いた。
「それなら、めちゃめちゃ攻撃したろ、と」

大阪府泉南郡熊取町出身でノリはいい。だんじり祭りが行なわれる町で生まれた男の血が一度騒ぐと、その勢いは止められない。
1点を追う29分、自陣から駆け上がると、右サイドから相手GKとDFの間に鋭いクロスを送り、オウンゴールを誘発した。
「浮きすぎたと思ったけど、それがよかったのかも」とニヤリ。

後半に入っても、ダイナモの足は止まらない。55分にも自陣から長距離スプリント。永井のヒールパスを受けると、右サイドから中央へ斜めにドリブルで突き進む。ペナルティーエリア内に侵入すると、思い切りを右足抜いて豪快にゴールネットを揺らした。プロ3年目でJリーグ初得点。勝ち越しゴールで沸く、味の素スタジアムの熱狂的なサポーターの前で喜びを爆発させた。
「めっちゃうれしかった。気持ちよかった」

まさに独壇場だった。長谷川監督が「無尽蔵のスタミナを持っている」と驚嘆すれば、左サイドバックの小川諒也は「右サイドにはロケットみたいなヤツがいた」と脱帽していた。

W杯中断期間の5月中旬まで連戦は続くものの、体力自慢の24歳に怖いものはない。
「健太さんにやれと言われれば、やります!」
疲れ知らずで、連勝街道を突き進む。

 
文◎杉園昌之 写真◎J.LEAGUE PHOTOS
 

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