アメリカンフットボールの大学定期対抗戦「第66回早慶戦」が4月29日、駒沢陸上競技場であり、早稲田大学ビッグベアーズが慶應義塾大学ユニコーンズに37-7で勝った。対戦成績は早大の26勝39敗1分けとなった。両校のベストプレーヤー賞として、早大のカーム・コーザー杯にはDB高橋弘汰が、慶大のジョセフ・レスティック杯にはDL並木琢朗が選ばれた。この試合は前年に続き、来日中のNCAA、BIgTENカンファレンスのベテラン審判ビル・レモニアさんが主審を務めた。

早稲田大学ビッグベアーズ〇37-7●慶応義塾大学ユニコーンズ

画像: 【早大vs慶大】力強い走りで早大のラン攻撃をけん引したRB元山

【早大vs慶大】力強い走りで早大のラン攻撃をけん引したRB元山

画像: 【早大vs慶大】第4クオーター、TDパスを決める早大QB柴崎。大学日本代表にも選ばれた好パサーはパスで2TDを記録した

【早大vs慶大】第4クオーター、TDパスを決める早大QB柴崎。大学日本代表にも選ばれた好パサーはパスで2TDを記録した

早大がディフェンス陣の活躍で伝統の対抗戦で4連勝(秋季を除く)を飾った。早大は第1クオーターにK長谷川絢也の37ヤードフィールドゴール(FG)で先制、第2クオーターにはRB元山伊織がランでタッチダウン(TD)、長谷川が49ヤードのFGを決めてリードを広げた。追う慶大は前半残り1分を切ったところでQB三輪忠暉がTE鈴木鈴木雷蔵にTDパスを決めて、早大の6点リードで後半へ折り返した。早大は、第3クオーターにQB柴崎哲平からWRブレナン翼に6ヤードのTDパスを決めてリードを広げると、第4クオーターにはDB高橋弘汰のインターセプトリターンTDで、慶大を突き放した。早大はディフェンス陣が5インターセプトを上げる活躍で慶大オフェンスの反撃を封じた。

画像: 【早大vs慶大】第3クオーター、TDパスをキャッチし、OL仲野から祝福されるWRブレナン

【早大vs慶大】第3クオーター、TDパスをキャッチし、OL仲野から祝福されるWRブレナン

画像: 【早大vs慶大】パスを投げる慶大QB三輪。98番をつけた期待の2年生にとって苦い結果に終わった

【早大vs慶大】パスを投げる慶大QB三輪。98番をつけた期待の2年生にとって苦い結果に終わった

 ◇早大・高岡監督が重視するコミュニケーションと気魄

 伝統のライバルに快勝し、意気上がる早大の選手たち。しかし試合後、高岡勝監督がハドルで指摘したのは、東伏見の練習場の倉庫前が整理ができていないことだった。日本一を目指すうえで、些細なことではないと考えたからだった。
 高岡監督は就任して2年目。昨シーズンは年明けに監督就任が決まり、多忙な日々の中シーズン入りして戦いが始まった。秋のリーグ戦では日大に敗れ、勝敗数では同じ6勝1敗ながら3年連続の甲子園ボウル出場を逃した。コーチ、スタッフ、選手と本当にコミュニケーションが取れていたのかという反省が残ったという。
 「倉庫の整理は、担当者がいて責任者がいる。彼らに任せている。任せている以上はチェックをする」。すべての部門の責任者・担当者と丁寧にコミュニケーションをとりながら、現状を把握する。それは、フィールドのプレー、ポジションごとの強化、負傷者の管理と同じで、すべてがフットボールに通じていると高岡監督は考えている。
 30点差について「慶応さんがどういうチーム作りをしているのかも分からないし、この結果をもってどうこうということはない」という高岡監督。今年は「戦術やアジャストメントに終わるのではなく、キャプテンの斉川(尚之、DL)が言う通り、「気魄(きはく)」で相手を圧倒する、そういうフットボールで勝ち抜いていきたい」と締めくくった。

(文・写真/小座野容斉)

画像: 【早大vs慶大】伝統の一戦に快勝して喜ぶ早大の斉川主将(#97)と選手たち

【早大vs慶大】伝統の一戦に快勝して喜ぶ早大の斉川主将(#97)と選手たち

画像: 【早大vs慶大】試合後のハドルで早大の選手たちに話しかける高岡監督。中央左は斉川主将

【早大vs慶大】試合後のハドルで早大の選手たちに話しかける高岡監督。中央左は斉川主将

画像: 【早大vs慶大】伝統の一戦を主審として裁いたビル レモニアさん

【早大vs慶大】伝統の一戦を主審として裁いたビル レモニアさん

画像: 【早大vs慶大】元気よく応援する早大のチアリーダー

【早大vs慶大】元気よく応援する早大のチアリーダー

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【早大vs慶大】元気よく応援する慶大のチアリーダー

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