20回のキャリーで109ヤードを獲得した立命館大RB平野。立命館大はライン戦で優位に立った 写真:編集部
早大 3 0 0 0=3
立命館大 0 7 3 10=20
第2Q開始早々、ランニングバック(RB)立川玄明のタッチダウンで7-3と逆転した立命館大だったが、その後、リズムよくゴール前まで攻め込みながら、2つのフィールドゴール(FG)をブロックされて、波に乗り切れないまま前半を終えた。
ライン戦で優位に立つ立命館大は、後半、パワーランナーの立川、カットバック・ランナーの平野貴洋のランを中心に、クォーターバック荒木優也がワイドレシーバー福田丈志へのパスをからめて、優位に試合を進めた。多田羅翔吾がFGで10-7としたあと、立川が1ヤードをダイブしてTD。試合終了間際にもFGで加点して20-3とした。
立命館大はパスで160ヤード、ランで192ヤードとバランスよく攻め、早大の攻撃を168ヤード(パス51ヤード、ラン117ヤード)に押さえた。
立命館大 古橋由一郎監督の試合後のコメント
――試合の内容は。
古橋 まったくだめじゃないですかね。向こう(早大)もプレーを出し切っていないなかで、押しきれない、点を取り切れない。ディフェンスも最初のようにずるずるといかれてしまうということがある。
――クオーターバックの荒木選手は。
古橋 まだまだです。キャッチボールができていない。伸びてはいっていますが、場面によってはリードボールを放るとか、ソフトなボールを放るとか、そういうことをもっと丁寧にやらないと…。今日も2~3本彼がパスを決めなあかんプレーがありました。それが、決まるのと決まらないのとでは、ぜんぜん違うと思います。
――今年の関西は
古橋 4月半ばまで立命館守山の事務長をやっていましたから、よく見れていないのですが、関学が頭ひとつ抜けていると思います。