アメリカンフットボールの「Xリーグ」は、5月19日、富士通スタジアム川崎で、春季東日本社会人選手権「パールボウル」トーナメントの1次リーグ戦2試合を行った。第1試合のLIXILディアーズ―オール三菱ライオンズは、LIXILが逆転でオール三菱を破った。LIXILはBブロックで2勝として、準決勝(6月10日、富士通スタジアム川崎)に進出した。

画像: 【LIXIL vs オール三菱】キックオフリターンで1TDを含む3回167ヤードと活躍したLIXILのRB白神=撮影:Yosei Kozano

【LIXIL vs オール三菱】キックオフリターンで1TDを含む3回167ヤードと活躍したLIXILのRB白神=撮影:Yosei Kozano

LIXILディアーズ○24―20●オール三菱ライオンズ

LIXILが逆転で辛勝した。LIXILは第1クオーター8分にK青木大介の39ヤードフィールドゴール(FG)で先制したが、オール三菱は第2クオーター6分にRB小形亮介が逆転のタッチダウン(TD)。前半終了最後のプレーでは、K谷澤隼人が46ヤードのFGを決めた。オール三菱は第3クオーター5分にも、谷澤のFGで加点。LIXILがQB加藤翔平からWR杉田有毅にTDパスを決め追いすがったが、オール三菱は第4クオーター冒頭にRB小形のランTDで再びリードを広げた。しかしLIXILは直後のキックオフでRB白神有貴が97ヤードのリターンTDを決めると、6分にQB加藤からWR宮本康弘に逆転TDパス。最後はディフェンスがオール三菱のフォースダウンギャンブルを退けた。

画像: 【LIXIL vs オール三菱】インサイドを突進するオール三菱RB小形。三菱はラン251ヤードと、LIXILディフェンスを蹂躙した=撮影:Yosei Kozano

【LIXIL vs オール三菱】インサイドを突進するオール三菱RB小形。三菱はラン251ヤードと、LIXILディフェンスを蹂躙した=撮影:Yosei Kozano

画像: 【LIXIL vs オール三菱】社会人2年目のオール三菱RB北条は、小柄ながら力強い走りで9回67ヤードを記録した=撮影:Yosei Kozano

【LIXIL vs オール三菱】社会人2年目のオール三菱RB北条は、小柄ながら力強い走りで9回67ヤードを記録した=撮影:Yosei Kozano

◇RB白神、ビッグリターン連発でチームを救う

オール三菱が金星を逃した。先制こそ許したが、第2クオーターに逆転すると試合を通じて主導権を握り続けた。要因は、ランオフェンス、それもインサイドのランが延々と出続けたことだ。エースRBの小形に加え、2年目の北条が小柄ながら低く強靭な走りでゴリゴリと前進を続けた。インサイドのランが出続けたことでQB谷口翔真のオプションからの外のランも決まり、オール三菱のランは51回で251ヤードと、地上戦でLIXILを圧倒した。

対照的に、LIXILはランを39ヤードに封じられ、QB加藤のパスも前半は不調で、トータルオフェンスではオール三菱の365ヤードに対し、LIXILは205ヤードと苦戦した。チームの苦境を救ったのがRB白神のキックオフリターンだ。第3クオーター、FGで10点差となった直後には、55ヤードを走って相手陣に大きく攻め込み、加藤のTDパスにつなげた。第4クオーターにTDで再び10点差とされた直後には97ヤードを走り切るビッグプレーでTD、流れを引き寄せた。

白神は「TDは、左サイドへ展開するリターンだったが、左へ(オール三菱の)カバーを引っ張っている時に、真ん中のゾーンがスパッと空いているのが見えた。そこを切れ上がった。その前の(55ヤードの)リターンで、相手のタックルをかわそうとして、スピードを落としてしまい最後に相手に追いつかれたことが頭にあったので、TDのリターンではスピードを落とさずに走り抜くことを心がけた」という。とはいえ「本職のRBでは今日は全然だったので、次回はもっと走ります」と反省を忘れていなかった。

画像: 【LIXIL vs オール三菱】後半、尻上がりに調子を上げ逆転劇をリードしたLIXILのQB加藤=撮影:Yosei Kozano

【LIXIL vs オール三菱】後半、尻上がりに調子を上げ逆転劇をリードしたLIXILのQB加藤=撮影:Yosei Kozano

  QB加藤は「慌てる点差ではなかったので」という。ただ、春の初戦は出番がなく、この日が昨秋以来、久々の実戦だったためか、プレッシャーがかかっていたわけでもないのにレシーバーとタイミングが合わなかった。「自分の投げたいところと、レシーバーの行きたいところがかみ合っていなかった」という。ハーフタイムで、レシーバー陣とすり合わせをしてアジャスト。最後は7回連続でパスを成功させ、公私ともに仲の良い同期の宮本に逆転TDを決めた。準決勝は、20日の富士通―オービック戦の勝者が相手となる。「どちらが出てきても容易な相手ではないけれど、ここから3週間練習を重ねて、絶対に勝って(パールボウル決勝の)東京ドームに行きます。応援してくださるスポンサーやファンの皆さんのためにも、春だからこそ、ドームに行っておきたい」と語った。【小座野容斉】

画像: 【LIXIL vs オール三菱】第4クオーター、LIXILのLBブライアントのタックルを引きずり突進するオール三菱QB谷口=撮影:Yosei Kozano

【LIXIL vs オール三菱】第4クオーター、LIXILのLBブライアントのタックルを引きずり突進するオール三菱QB谷口=撮影:Yosei Kozano

画像: 【LIXIL vs オール三菱】第4クオーター残り1分、逆転をかけてフォースダウンギャンブルに臨むオール三菱オフェンス陣=撮影:Yosei Kozano

【LIXIL vs オール三菱】第4クオーター残り1分、逆転をかけてフォースダウンギャンブルに臨むオール三菱オフェンス陣=撮影:Yosei Kozano

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