5月21日、千葉県内でハリルホジッチ監督ら西野朗監督に交代後、初めて日本代表が練習を行った。初日から練習に参加したのは本田圭佑、香川真司、岡崎慎司、吉田麻也、大迫勇也、宇佐美貴史、原口元気、酒井高徳、武藤嘉紀、浅野拓磨の10人。約1時間30分、汗を流した。

「100パーセントでなければ意味がない」(岡崎)

練習冒頭、西野朗監は選手、スタッフを集め、30日のガーナ戦とその先のワールドカップに向けて決意を語った。「選手たちには、あくまでガーナ戦に向けての準備だと伝えました。決して万全ではないコンディションなので、できるだけ早くトップコンディションに近づけられるように、この時間を使ってほしいと話しました」。

まずはワールドカップに向けた壮行試合のガーナ戦へコンディションを上げつつ、チームの方向性を示していくつもりだという。

「チームの戦い方、全員が共通してその方向を向いて、(考えを)共有できれば。まずそこが最低限だと考えています。パフォーマンスは、おそらくスムーズには入れないんじゃなかと。全体が向かう戦い方と合わせていきたいと思います」

ただでさえ、チーム作りの時間が限られる中で指揮官の頭をさらに悩ませているのが、故障者が相次いでいることだろう。「少しメンバー編成を考えないといけない」と指揮官も話したが、乾貴士は打撲によって右大腿四頭筋を負傷、代表に合流したものの、この日は治療に専念した。また、直前のJリーグで頸椎を捻挫した中村航輔も24日から合流する模様だが、状態がどこまで回復するのか、不透明な部分もある。

そして負傷をかかえ、シーズン終盤に欠場が続いていた岡崎と香川(ブンデスリーガ最終節で15分あまり出場)の状態も気になるところ。

香川はこの日、全体練習に参加し、「気持ち的に良いトレーニングができた」と回復を感じさせたが、岡崎は別メニューで調整。まだトップフォームにないことをうかがわせた。
練習後、報道陣の質問に対して岡崎は「100パーセントでやれなければ(W杯に)行く意味がないと思う。年齢的にも、ただ行くだけの選手として行くんだったら意味がないと思う。やっぱり100パーセントでやれるかどうか。最後にここで確認できて、自分がいる意味というか、存在価値みたいなものを出せるなら、やっぱり行きたいなと思うし。そこは自分自身で判断できると思います。行きたいという気持ちはあるけど、チームの力になれるかどうかは、最後になってみないと分からない。そこはチームと確認してやっていけたらいいし、自分自身で確認できたらいい」とコメント。

西野監督に「代えの効かない選手」と評価されているが、「100パーセント」の状態にもっていけなかったなら、自ら決断を下す考えもあると示唆した。

残りの海外組、国内組が順次合流し、25日までに今回招集された27人全員がそろう予定。30日のガーナ戦を経て、31日に本大会に臨む23人が決定する。

取材◎佐藤 景 写真◎JFA

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