※小関は、北島康介が保持していた100m平泳ぎの日本記録を6年ぶりに塗り替えた(写真は今年5月のジャパンオープン)
写真◎小山真司/スイミング・マガジン

 欧州グランプリの最終戦(第3戦)となるモナコ大会が6月16、17日に行なわれ、日本代表10名の選手が出場した(他1名は棄権)。

 今大会、日本新記録3個をはじめ、好記録が多く生まれた。

 まずは小関也朱篤(ミキハウス)。100m平泳ぎでは、北島康介が2012年日本選手権(ロンドン五輪選考会)で樹立した58秒90の日本記録を0秒12、自己ベストを0秒13上回る58秒78をマークして優勝。小関はこのオフ、「58秒50を狙っている」と高い目標設定を立ててきたが、まずは日本記録を更新したことで、大きなステップを踏んだといえる。前半50mのラップは27秒46、後半50mは31秒32だった。

 また、50m決勝でも、今年4月に自身がマークした27秒12の日本記録を0秒18更新する26秒94で優勝。この50m種目は予選のあと、2回戦(ベスト16)の勝ち上がり方式で行なわれるため、都合5レース目での新記録樹立だった。

 そして、欧州グランプリ第1戦・カネ大会で50mバタフライの日本記録を更新していた池江璃花子(ルネサンス/淑徳巣鴨高3年)は、最重要種目ととらえている100mバタフライで56秒23の日本新記録を樹立。4月の日本選手権で自身がマークした日本記録を0秒15更新した。

 池江は50mバタフライを制したほか、100m自由形でも53秒64で優勝するなど3冠。欧州グランプリ3大会を通じて、計30レースを泳ぎ、日本新2、都合8冠を達成し、グランプリMVPにも選出された。

 また、渡辺一平(早稲田大)も完全復活を高らかにアピールする泳ぎで、男子200m平泳ぎで2分7秒56とハイレベルな記録をマーク。第2戦・バルセロナ大会より0秒18、記録を上げたうえで、2戦連続2分7秒台で連勝を飾った。

 男子自由形短距離では、中村克(イトマン東進)が100mで欧州グランプリ3連勝、松元克央(セントラルスポーツ/明治大)が200mでバルセロナ大会に続き連勝を飾った。

 女子200m個人メドレーでは寺村美穂(セントラルスポーツ)が2分10秒85と好記録で2位に。第1、2戦で女子200m平泳ぎで連勝していた渡部香生子(早稲田大)は、記録を落とし、優勝には手が届かなかったが、100、200m平泳ぎで2位に入った。

 日本代表は、6月19日午前に帰国する予定。

★欧州グランプリ・モナコ大会
日本選手全結果(最終結果のみ)

●塩浦慎理
50m自由形22.37/準決勝3位

●中村 克
50m自由形22.48/準々決勝6位
100m自由形48.80/1位

●松元克央
50m自由形23.14/2回戦12位
100m自由形49.41/2位
200m自由形1.48.73/1位

●江原騎士
200、400m自由形/棄権

●竹田渉瑚
400m自由形3.54.64/4位
400m個人メドレー4.23.99/2位

●小関也朱篤
50m平泳ぎ26.94/1位◎アジア新、日本新
100m平泳ぎ58.78/1位◎アジア新、日本新
200m平泳ぎ2.08.99/3位

●渡辺一平
50m平泳ぎ27.98/準々決勝5位
100m平泳ぎ1.00.86/5位
200m平泳ぎ2.07.56/1位

●幌村 尚
50mバタフライ24.94/準々決勝7位
100mバタフライ53.61/5位
200mバタフライ1.58.32/2位

●池江璃花子
50m自由形25.18/2位
100m自由形53.64/1位
50mバタフライ25.53/1位
100mバタフライ56.23/1位◎日本新、高校新

●渡部香生子
50m平泳ぎ32.25/準々決勝8位
100m平泳ぎ1.07.97/2位
200m平泳ぎ2.24.22/2位

●寺村美穂
200m自由形2.04.67/5位
100mバタフライ59.85/5位
200m個人メドレー2.10.85/2位

構成◎スイミング・マガジン編集部

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