軸足の股関節に
重心が乗らない
特徴的な並進移動

 2018年春の第90回記念選抜高校野球大会2回戦(3月29日、第7日第2試合)、日大三(東京)戦に先発した三重(三重)定本拓真投手の投球フォーム。

写真/ベースボール・クリニック

 9回を完投し、126球を投げて、被安打7、2奪三振、2四死球で強力打線を完封した。

 昨秋はストレートを簡単に弾き返される課題があり、冬季をかけてステップ幅を6足半から6足に短縮。それにより、ムリなく左サイドのカベをつくることができるようになるとともに、リリースに高さが生まれ、小島紳監督が「特徴的」という右打者の外角低めへの角度が生まれた。

 左足が最も高く上がったところから並進移動に入る段階で骨盤が後傾する傾向があり、それによって軸足に重心が乗り切らないままの並進移動になっている。ステップ前の早い段階でユニフォームのステップ足側の股関節部分にシワが寄ってもいる。

 そのため、腕を振るために頭を一塁側に向けて振るように使うが、それがボールがバラつく要因に。しかし、上体の力強さを生かし、球には「重さ」があり、適度なコントロールのバラつきも定本の場合はプラスに生じていると小島監督は評価している。

定本拓真/さだもと・たくま
2000年8月5日生まれ。大阪府・八尾市立大正中出身(大阪八尾ボーイズ)。181cm85kg。右投左打。

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