確実性と飛距離を
両立させる深いトップ

 2018年春の第90回記念選抜高校野球大会2回戦(3月29日、第7日第2試合)、日大三(東京)戦の6回一死二塁の場面で、適時三塁打を放った三重(三重)・浦口輝の打撃フォーム。小島紳監督が「ウチで最も理想的な打撃フォームの選手」と評価する二番打者だ。

写真/ベースボール・クリニック

「野球選手として攻守走のバランスを大事にしたい」とのチームの方針から、スピードを失うほどの過度な筋力トレーニングや食事の取り組みは行っていない。浦口も174センチ67キロと、どちらかと言えば細身の体形。それでも、この打席では142キロの内寄りの直球に力負けせず、右中間に運んだ。

 そのパンチ力を生む秘訣が、グリップを捕手寄りに引くとともに高く掲げる深いトップ。「トップを深く取ることでポイントまでの距離が生じるため、投球の軌道にバットを入れやすくなる」と小島監督。加えてスイング幅が大きくなることでスイングが加速され、飛距離アップにもつながっている。

 大きな動きでタイミングを捕る分、気を付けるのは投手の動きに対して始動を早くすること。全体的にゆったりとした動きでボールをとらえることを可能にしている。

浦口輝/うらぐち・ひかる
2000年6月11日生まれ。三重県・松阪市立鎌田中出身(三重ゼッツヤング)。174cm67kg。右投左打。

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