戦前期待値の高さをさらに超えて

 新日本プロレスが真夏に開催する20選手参加のシングルリーグ戦「G1 CLIMAX」。今年で28年連続となるだけにプロレス界の風物詩としてすっかり定着している。毎年、開幕前はファンが優勝予想で盛り上がるだけでなく、プロレスを扱うメディアも優勝予想をおこなう。
 週刊プロレスでも編集長と担当記者の予想を開幕直前発売号のBOOK in BOOKに掲載。それを書き終わったころに、新日本プロレスオフィシャルサイトからも優勝予想の依頼がきた。それぞれの優勝予想選手を変えれば予想的中率も少しだけアップするとも思ったが、ここはどちらも同じ選手を推すことにした。
 その選手はSANADA。
 新日本に参戦して今年で3度目の夏。「石の上にも三年」「三度目の正直」といった言葉もある通り、そろそろシングルプレーヤーとしての実力が結果に結びついていいころ。
 そう思っていた関係者はわりと多かったらしく、開幕前のSANADAに対する期待値は高かった。本人は「毎年期待されてる気はするんですけどね」と苦笑いするが、たしかに毎年期待されていたように思う。だが、毎年期待に応えたとはいい難い結果となっていた。
 ところが今年はリーグ戦9試合中、半分近い4戦を終えた時点で3勝1敗(7月26日現在)。まだまだ星取りレースの行方は読めないが、例年に比べてSANADAは快調に飛ばしている。勝ち星だけでなく、試合内容も本来の持ち味をいかんなく発揮。戦前の期待値の高さを超える活躍を見せていると言っていい。

画像: 7月26日の長岡大会メインで飯伏幸太を破りリーグ戦3勝目。試合後のSANADAはマイクで優勝宣言

7月26日の長岡大会メインで飯伏幸太を破りリーグ戦3勝目。試合後のSANADAはマイクで優勝宣言

変幻自在の“勝ち方”で後半のリーグ戦も失速なしと予想

 今年のG1のSANADAで光るのはオーソドックスなテクニックと切り返し技。抜群のタイミングで決める回転足折り固めはすでに2つの白星をゲット。新日本でのSANADAの決め技はSkull Endとラウンディングボディープレスだったが、そこにひとつ丸め込みが加わったことで絞め技、飛び技、切り返し技と勝ち方が実に豊富となった。
 どんな勝ち方をしようがリーグ戦の勝ち点は2。ならば多くの勝ちパターンを持っていることは大きな強みとなる。SANADAのすごいところはさらなる決め技ももっていそうと思わせるところ。
 というわけで後半もこの変幻自在な勝ち方を駆使して失速はなし。つまり優勝予想はリーグ戦序盤が終わっても開幕前と同じSANADAのままで変更なし。というより序盤の闘いを見て、予想は確信に変わった。
 今年の暑い夏はCold Skullが冷たく制す--。

画像: 見事なブリッジで決める回転足折り固め。SANADAはこの技を「オコーナーブリッジ」と自ら命名

見事なブリッジで決める回転足折り固め。SANADAはこの技を「オコーナーブリッジ」と自ら命名

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