アスリートが求めた
ナイキズーム X フォーム

 昨年は、世界のマラソン界において“厚底”革命が起きた年だった。

 ナイキの“厚底”レーシングシューズが世界大会やメジャー大会を席巻。昨年5月には、エリウド・キプチョゲ(ケニア)が「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート」で、非公認ながら2時間0分25秒で42.195㎞を走った。

 日本人アスリートも、大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)が、4月のボストン、12月の福岡国際で3位と好走。今年2月の東京マラソンでは設楽悠太(Honda)が2時間6分11秒の日本記録を樹立した。その彼らの足元にあったのが「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」だった。

 これらのシューズの特徴のひとつが、カーボンファイバーのプレートが入っていることだ。このプレートの硬さが推進力を感じさせ、ランナーが地面から素早く“跳ねる”ことを促し、エネルギーロスを防いだ。しかし、一方で、「このテクノロジーをレースにとっておきたい」「日々の練習ではそのような“跳ね”は必要ではない」というアスリートの声もあった。

 そこで新たに登場したのが「ナイキ ズーム ペガサス ターボ」だ。このシューズにはカーボンプレートは入っていないが、「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート」や「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」のもうひとつの特徴である、軽量かつ優れたエネルギーリターンを誇るナイキ ズーム X フォームがミッドソールに搭載されている。

 この製品の開発に助言した1人、エリウド・キプチョゲは「とても軽量で、着地時の衝撃をすべて吸収してくれます。どんな路面でも安心して、心置きなく練習ができます」と言い、40㎞のワークアウトなどで「ナイキ ズーム ペガサス ターボ」を履いているという。

 8月2日に発売されるこのシューズの製品発表会には、男子マラソン日本記録保持者の設楽悠太と、大迫傑も登場した。日本男子マラソン界を牽引する2人に、現状とこれからのこと、そしてシューズのことなどを聞いた。

 1回目は、大迫傑へのインタビューをお届けする。

おおさこ・すぐる●1991年5月23日、東京都生まれ。佐久長聖高(長野)→早大→日清食品グループ→ナイキ・オレゴン・プロジェクト。高2の全国高校駅伝で佐久長聖高初優勝のテープを切る。早大1年時、大学駅伝3冠メンバーに。11年ユニバーシアード10000m優勝。16年リオデジャネイロ五輪には5000mと10000mで出場。17年にマラソン初挑戦し、ボストンで3位、福岡国際では日本歴代5位(当時)となる2時間07分19秒で3位。3000m(7分40秒09)、5000m(13分08秒40)の日本記録をもつ。

画像: 7月中旬に行われたナイキ ズーム ペガサス ターボのプレス向け発表会に、大迫(右)と設楽がそろって登場。シューズの魅力とともに、東京五輪への意気込みを語った

7月中旬に行われたナイキ ズーム ペガサス ターボのプレス向け発表会に、大迫(右)と設楽がそろって登場。シューズの魅力とともに、東京五輪への意気込みを語った

10月のシカゴマラソンでは
ファラーと戦えるという手応えを得たい

── 昨年、マラソンを2回走って、今年の春先はクロスカントリー日本選手権や世界ハーフマラソン選手権などに出場しました。マラソンを始めて、その他の種目への向き合い方は変わりましたか?

大迫 メインとする大会に向けて、必要なレースを選んでいくという部分では変わりません。もちろん、そのメインレースがトラックになれば、練習の中身は違ってくることもありますが。

 クロスカントリーは、ちょうど近場にレースがあったということと、自分のフィットネスレベルを上げるという意味合いがあって出場しました。きついところで、しっかりと上げることは必要だと感じていたので、ちょうど良い機会でした。

 世界ハーフは、12月にマラソンを終えて、次に何をメインにしようかと考えたときに、3〜4月のマラソンでは期間が短いし、トラックではないかなと思ったので、前半戦のメインとして世界ハーフを選びました。

──世界ハーフは、後半急激なペースアップがありましたが、どんな収穫がありましたか? また、急激なペースアップに対応するためにやるべきこととは何ですか?

大迫 ハーフマラソンはトラックの延長線上でやっていますし、マラソンとは求められる要素が違うので、良くもなく悪くもない結果だったと思います。

マラソンでは(5㎞のラップが)13分まで上がることはないですし、マラソンとハーフとでどう違うかなどとは、なかなか言えません。でも、マラソンに向けてペースアップの練習はしませんが、スピードの余裕度を上げるという意味では、トラックでやることと大差ないと思っています。

──今後のレースプランを教えてください。

大迫 10月のシカゴマラソンはすでに発表していますが、来年3月の東京マラソンも考えています。まずはその2つで良い結果を残せるように、1つ1つの練習を大切にしていきたいです。

──まずはシカゴですね。

大迫 基本的な流れはこれまでと同じですが、現時点でより質の高い練習ができていますし、これから徐々に質が上がっていくなかでしっかりと練習ができれば、良い結果を狙えると思います。ゲーレン・ラップ(アメリカ)やモー・ファラー(イギリス)も出ますし、ほかにも強いケニアの選手も走るので、満足のいく練習をして、そういった選手たちと“戦える”という手応えをもって臨みたいです。

シューズの履き分けは常
ナイキ ズーム ペガサス ターボはテンポ走に

──これまでの2レースは「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」で走りました。

大迫 僕のマラソンデビューは「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」とともにという形だったので、このシューズに支えられて、今まで一緒に来たという感じがしています。ただのシューズと選手との関係ではなく、思い入れがあります。

──「ナイキ ズーム ペガサス ターボ」が登場しましたが、どのように活用していますか?

大迫 「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」と比べて、反発は少し弱いのですが、だからこそデイリーに使えると思っています。

 練習メニューによって、ウエイトは「ナイキフリー」、ジョギングは「ナイキ エア ズーム ペガサス 35」、スピードを求めて長い距離を走るときは「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」などと履き分けていますが、ジョグとスピード練習との間、いわゆるテンポ走などに適したシューズがありませんでした。これまでは「4%」や「ペガサス」、「ストリーク」などを履いていたのですが、このシューズが出たことで、トレーニングの幅が広がると思います。

 例えばインターバルでは、これまでは負担を考慮し、1〜5本を「ストリーク」、6〜10本は「4%」などと履き分けていたのですが、「ストリーク」と「4%」とでは脚の使い方が違うので、履き替えた直後にしっくりこないことがありました。それが、「ペガサス ターボ」は「4%」に履いた感覚が近いので、より効率のいい練習ができます。うまく履き分けることで、故障のリスクを減らしつつ、強度の高い練習を継続してできると思います。

画像: ズームシリーズの新作「ナイキ ズーム ペガサス ターボ」は、長年愛されているペガサスシリーズの「ナイキ エア ズーム ペガサス」のさらにスピードを高めたモデル。話題の”厚底シューズ”のクッション素材である「ナイキ ズーム X フォーム」を搭載し(カーボンファイバーのプレートは不使用)、従来のナイキフォームよりも優れたエネルギーリターンを実現する。日々の練習に最適。8月2日発売。¥19,440(税込)

ズームシリーズの新作「ナイキ ズーム ペガサス ターボ」は、長年愛されているペガサスシリーズの「ナイキ エア ズーム ペガサス」のさらにスピードを高めたモデル。話題の”厚底シューズ”のクッション素材である「ナイキ ズーム X フォーム」を搭載し(カーボンファイバーのプレートは不使用)、従来のナイキフォームよりも優れたエネルギーリターンを実現する。日々の練習に最適。8月2日発売。¥19,440(税込)

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