いよいよ明日8月2日から開幕する三重インターハイ。個人競技の陸上競技だが、インターハイは「全国高校陸上競技対校選手権」でもある。毎年、男女総合優勝争いの行方も注目が集まる。今年の有力チームは果たして??

写真:昨年、総合優勝を手にした男子・洛南高と女子・東大阪大敬愛高

男子・得点稼ぐ軸がいる二強か

 今年で71回目を迎えるインターハイ。総合優勝争いは、男女ともここ数年で最も混戦が予想される。

 男子の有力候補は、共に初優勝を狙う市岐阜商高(岐阜)と西武台千葉高(千葉)だ。 

 市岐阜商高の出場選手は砲丸投と円盤投の稲福颯、山下航生(共に3年)のみだが、砲丸投では稲福が、円盤投では山下が、それぞれ高校記録に迫っており、順当なら優勝は堅い。2種目でワン・ツーを取れば最大30点に届くが、現実的には20点台後半の争いか。ライバルの西武台千葉高も、20点台後半から30点前後が勝利への目安になるだろう。

 その西武台千葉高は、海鋒泰輝(3年)の走幅跳が優勝候補の筆頭に挙がる。100mの瀬尾英明(3年)、200mの海鋒と瀬尾、400mの川上聡太(3年)と、彼らが出場する両リレーも入賞圏内。特に、40秒33で今季リスト2位につけている4×100mRが楽しみだ。

 市岐阜商高の2人が登場する円盤投は2日目、砲丸投は最終日に行われることから、終盤まで勝負は分からない。対する西武台千葉高は得点源の種目が5日間すべてに分散しており、1日終わるごとに動向が注目されるが、4日目に海鋒と瀬尾が出場する200mが終わった段階で大きくリードしておきたい。

 優勝ラインが少し下がれば、洛南高(京都)に史上初の4連覇、通算8度目の頂点が見えてくる。

 洛南高の至近3年の優勝得点は2015年が49点、16年が36点、昨年が35点と高いが、今年は大きなポイントゲッターがおらず、3000mSCの三浦龍司(2年)と両リレーを軸に着実に得点を重ねていきたい。400mの野口航平(3年)、800mの山岡龍輝(2年)らの点数があれば、25点も可能だろう。

画像: 男子で鍵を握りそうな西武台千葉の海鋒(写真/中野英聡)

男子で鍵を握りそうな西武台千葉の海鋒(写真/中野英聡)

女子・三つどもえの激戦

 女子は東大阪大敬愛高(大阪)、中京大中京高(愛知)、市船橋高(千葉)の3強対決とみられ、35点前後で決着しそうだ。

 5年連続8度目の優勝に挑む東大阪大敬愛高は、400mの大西愛永と宮出彩花、800mの宮出、400mHの徳永弥栄(以上3年)、4×400mRが優勝、または上位候補に挙がり、ここまでで25点を超えられるはず。あとは、中位~下位入賞をどれだけ重ねられるか。

 男子で3度の優勝経験がある中京大中京高は、女子が勝てば初めて。800mの細井衿菜(3年)、七種競技の伊藤桃子(2年)が優勝候補で、100mの高須鮎香(2年)、100mHの安達楓恋(2年)、両リレーも有力。初日の100mHで安達が上位に入れば、チャンスが広がる。また、終盤の4日目に行われる三段跳の平松紗季(3年)の得点も勝負を左右しそうだ。

 市船橋高は千葉県勢では1952年の長生一高(現・長生高)以来、66年ぶり2度目の優勝が懸かる。短距離の小林歩未(3年)と景山咲穂(2年)、両リレーが軸で、初日に行われる小林の100mHで勝って弾みをつけたい。七種競技の大熊楓(2年)、走高跳の清野かな子(3年)の得点がカギを握る。 

 最終種目の4×400mRで3校が直接対決する可能性も十分にあり、最後の最後まで目が離せない戦いとなる。激戦を制し、栄冠をつかむのはどのチームか。

文/石井安里

画像: 総合5連覇に挑む東大阪大敬愛のエース・大西(写真/早浪章弘)

総合5連覇に挑む東大阪大敬愛のエース・大西(写真/早浪章弘)

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