※200m自由形で日本新を樹立し、うれしさいっぱいの池江
写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン

 日本で16年ぶりの開催となったパンパシフィック選手権競泳競技が東京辰巳国際水泳場にて第1日目が行なわれ、日本は金2、銀3、銅4の計9個のメダルを獲得、日本新2が誕生した。

 もっとも輝きを放ったのは、200m自由形に出場した池江璃花子(ルネサンス/淑徳巣鴨高3年).。自身が2月に樹立した日本記録を0秒19更新する1分54秒85で2位に入り、トップの代表として出場した国際大会で初のメダルを獲得した。

「予選は、これまでで一番速かった(1分57秒43)のに全体の7位だったので、決勝は自己ベスト出ないかなと思ったりしたのですが、前半からしっかり攻められた。同い歳の(カナダのテイラー)ラック選手に負けたのは悔しいですけど、メダル獲得は率直にうれしいです」と、明日から続くメイン種目の100mバタフライ、100m自由形、50m自由形に弾みをつけた。

 優勝者は男子100m平泳ぎの小関也朱篤(ミキハウス)と女子400m個人メドレーの大橋悠依(イトマン東進)。それぞれタイムには納得いってなかったが、小関は会場に応援に来ていた愛娘の1歳の誕生日に金メダルを獲得、また予選の泳ぎから日本新の期待も高まった大橋は、決勝のレース中にゴーグルに水が入るというアクシデントに見舞われたが、しっかり粘りきり、4分33秒77で優勝を果たした。清水咲子(ミキハウス)は、その大橋とのワンツーとはならなかったが、しっかり3位を確保し、パンパックでの初メダルを手にした。

画像: 大会連覇を家族の前で飾った小関(中) 写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン

大会連覇を家族の前で飾った小関(中)
写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン

画像: ワンツーはならなかったものの、ダブル表彰台となった大橋(中)と清水 写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン

ワンツーはならなかったものの、ダブル表彰台となった大橋(中)と清水
写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン

 自己ベストを0秒01更新する1分45秒92で200m自由形3位となった松元克央(明治大4年/セントラルスポーツ)、100m平泳ぎで3位に入った青木玲緒樹(ミキハウス)も、トップの国際大会では初めてメダルを獲得した。

 この日のハイライト、3人の世界王者が激突した男子400m個人メドレーは、チェース・カリシュ(米国)が萩野公介(ブリヂストン)、瀬戸大也(ANA)を抑え4分7秒95で優勝。しかし、萩野は「久しぶりに予選では良い感覚で泳げた」、瀬戸は「東京五輪の練習」として、課題の前半200mで果敢に攻め、1分58秒63とベストラップを刻み、来年以降の戦いに向け、ともに新たな収穫を得たようだ。

 また、入江陵介(イトマン東進)、小関、池江、青木智美(あいおいニッセイ同和損害保険)の布陣で臨んだ混合400mメドレーリレーでも3分40秒98の日本新で銀メダルに輝いた。

画像: 圧倒的な強さを見せつけたリデキー(中)。800m自由形と200m予選で大会新をマークした 写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン

圧倒的な強さを見せつけたリデキー(中)。800m自由形と200m予選で大会新をマークした
写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン

 海外勢では女子自由形の女王、ケイティ・リデキー(米国)が800m自由形で他を寄せ付けず、8分9秒13の大会新で優勝。同じレースを泳いだ小堀倭加(湘南工大附高3年)は8分31秒89の自己ベストで5位入賞を果たし、今大会の目標にしている400m自由形での高校新樹立に意欲を見せた。

構成◎牧野 豊/スイミング・マガジン

★本日の優勝者と日本選手決勝結果(BはB決勝)
▼女子800m自由形
[1]K・リデキー(米国)8.09.13
[9]小堀倭加(湘南工大附高3年)8.31.89
[12]森山幸美(日本体育大4年)8.41.44
▼男子1500m自由形
[1]J・ウィリモフスキー(米国)14.46.93
[6]竹田渉瑚(オーエンス)15.05.81
[9]山本耕平(ミズノスイムチーム)15.18.71
[11]平井彬嗣(郵船ロジスティクス)15.23.43
▼女子100m平泳ぎ
[1]L・キング(米国)1.05.44
[3]青木玲緒樹(ミキハウス)1.06.34
[4]鈴木聡美(ミキハウス)1.06.51
[B―]渡部香生子(早稲田大4年/JSS立石)棄権
▼男子100m平泳ぎ
[1]小関也朱篤(ミキハウス)59.08
[B2]渡辺一平(早稲田大4年)1.00.49
▼女子200m自由形
[1]T・ラック(カナダ)1.54.44
[2]池江璃花子(ルネサンス/淑徳巣鴨高3年)1.54.85/日本新、高校新
[7]五十嵐千尋(テイクアンドギヴ・ニーズ)1.57.83
[B3]白井璃緒(東洋大1年/JSS宝塚)1.58.56
[B5]青木智美(あいおいニッセイ同和損害保険)1.58.77
▼男子200m自由形
[1]T・ハース(米国)1.45.56
[3]松元克央(明治大4年/セントラルスポーツ)1.45.92
[6]江原騎士(自衛隊体育学校)1.46.90
[B7]坂田怜央(イトマンSS)1.48.94
[B8]小堀勇氣(ミズノスイムチーム)1.49.32
▼女子400m個人メドレー
[1]大橋悠依(イトマン東進)4.33.77
[3]清水咲子(ミキハウス)4.36.27
▼男子400m個人メドレー
[1]C・カリシュ(米国)4.07.95
[2]萩野公介(ブリヂストン)4.11.13
[3]瀬戸大也(ANA)4.12.60
[B2]藤森太将(木下グループ)4.22.55
▼混合400mメドレーリレー
[1]豪州3.38.91
(M・ラーキン、J・パッカード、E・マキーオン、C・キャンベル)
[2]日本3.40.98/日本新
(入江陵介、小関也朱篤、池江璃花子、青木智美)

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