※前日の開会式では選手宣誓も行なった酒井は、レースでも好発進
写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン

 競泳のパンパシフィック選手権2日目の予選が終了した。

 もっともレベルが高かったのは女子100m背泳ぎで、豪州のベテラン、エミリー・シーボームが58秒79と自身の大会記録を更新すれば、次組では昨年の世界選手権王者であるカイリー・マス(カナダ)がシーボームを上回る58秒29。さらに次組では7月下旬の全米選手権で世界新(58秒00)を樹立したキャスリーン・ベイカー(米国)が58秒41と、文字通り世界トップ同士が予選から高いレベルでしのぎを削り合った。

 そんな中、シーボームの隣で泳いだ酒井夏海(スウィン南越谷/武南高2年)は自己ベストを0秒32更新する59秒45で、5位通過。「前半は(シーボームに)ついていって、後半は離されないようにした。決勝はついていって、メダル争いに絡めれば」と初の大舞台に期待を膨らませた。

 男子100m背泳ぎでも、リオ五輪金メダリストのライアン・マーフィー(米国)が世界記録に0秒34にまで迫る52秒19の大会新をマーク。米国で普段から対戦する機会の多い入江陵介(イトマン東進)も、「自分の自己ベストより速い記録で、びっくりした」と驚きを隠せないほどだった。その入江は銀メダルを獲得した混合400m混合メドレーリレーの第一泳者で52秒83の好記録を出した勢いで、予選を53秒68と3位通過。「昨日、いい刺激が入って、予選もよかった。決勝もしっかりタイムを上げて、優勝を狙っていきたい」と意気込みを語った。

画像: 米国は、来年の世界選手権代表選考もかかっているだけに予選から手が抜けない。男子100m背泳ぎではマーフィーが世界記録に迫る泳ぎを見せた 写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン

米国は、来年の世界選手権代表選考もかかっているだけに予選から手が抜けない。男子100m背泳ぎではマーフィーが世界記録に迫る泳ぎを見せた
写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン

 また、女子100m自由形に出場した池江璃花子(ルネサンス/淑徳巣鴨高3年)は、前日に日本記録を更新した200m自由形の疲れの残る中でも、54秒14の10位タイで決勝へ(1国上位2名が決勝に進出のため)。また、国際大会初出場の山本茉由佳(日本大1年/ルネサンス)はB決勝進出にはおよばなかったが、自己ベストとなる55秒32をマークした。

 日本選手の全予選成績は以下の通り。

★本日の日本選手予選結果
▼女子100m自由形
池江璃花子(ルネサンス/淑徳巣鴨高3年)54.14/10位タイ ※決勝へ
青木智美(あいおいニッセイ同和損害保険)54.84/17位 ※B決勝へ
五十嵐千尋(テイクアンドギヴ・ニーズ)54.96/20位 ※B決勝へ
山本茉由佳(日本大1年/ルネサンス)55.32/22位
白井璃緒(東洋大1年/JSS宝塚)55.44/24位
山根優衣(セントラルスポーツ)55.73/26位
相馬あい(中京大3年)57.13/28位
渡部香生子(早稲田大4年/JSS立石) 棄権
▼男子100m自由形
中村 克(イトマン東進)48.56/9位 ※決勝へ
塩浦慎理(イトマン東進)48.68/10位 ※決勝へ
松元克央(明治大4年/セントラルスポーツ)48.99/15位 ※B決勝へ
溝畑樹蘭(明治大2年/コナミスポーツ)49.51/20位
坂田怜央(イトマンSS)49.91/24位
小堀勇氣(ミズノスイムチーム)50.12/27位
渡辺一平(早稲田大4年)50.18/28位
▼女子200mバタフライ
持田早智(日本大1年/ルネサンス幕張)2.09.47/3位
長谷川涼香(日本大1年/東京ドーム)2.09.73/4位
▼男子200mバタフライ
瀬戸大也(ANA)1.55.57/3位
矢島優也(明治大4年/スウィン大宮)1.56.16/5位
幌村 尚(早稲田大2年)1.57.16/9位
▼女子100m背泳ぎ
酒井夏海(スウィン南越谷/武南高2年)59.45/5位
小西杏奈(中京大4年)1.00.30/8位
赤瀬紗也香(ANAエアポートサービス) 棄権
▼男子100m背泳ぎ
入江陵介(イトマン東進)53.68/3位
金子雅紀(イトマン東進)54.27/11位 ※決勝へ
中尾駿一(山陽新聞社)56.12/15位 ※B決勝へ

構成◎牧野 豊/スイミング・マガジン

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