■2018年8月11日 J1リーグ第21節
柏 0-2 仙台
得点者:(仙)奥埜、西村

 仙台が4戦ぶりの勝利。序盤はミスから何度もピンチを招いたが、GKシュミット・ダニエルの好セーブなどで辛うじて無失点でしのぐ。落ち着き取り戻した後半の59分、阿部拓馬のクロスに奥埜博亮が頭で合わせて均衡を破る。終盤も粘り強い守備で耐え、80分には西村拓真が追加点を挙げて勝負を決めた。柏は最後の崩しの工夫が乏しく、ゴールが遠かった。

※ダメ押しゴールを決めた仙台の西村。今季、9ゴール目で得点ランク5位タイに 写真◎J.LEAGUE PHOTOS

60メートル独走ゴール

 真打ちは後半の71分にベンチから姿を現す。チーム最多ゴールをマークする西村がピッチ脇に立つと、ゴール裏に詰めかけた仙台サポーターがざわつき始めた。71分に勢いよくピッチに入ると、すぐにチャンスは訪れた。

 1点リードの80分、西村はハーフウェーライン付近でボールを持つと、ぐんぐんとボールを運んで約60mを独走。瞬く間にペナルティーエリアに侵入すると、相手GKの至近距離から右足を振り抜いた。うだる暑さを吹き飛ばすような胸すくダメ押しゴールだった。

「思い切り蹴りました。あのときは無心でした」

 前節の磐田戦では迷いが生じて、決定機をフイにした。チームも敗戦(●2-3)し、大きな責任を感じた。この日のベンチスタートも甘んじて受け入れるしかなかった。

「監督は妥当な判断をした思います」

 それでも、与えられたチャンスでしっかり結果を出すのが真のストライカー。キャリア最多の9点目。2ケタ得点も見えてきたが、本人は数字を意識することはないという。「1試合に1点取ることが目標。いまは自信がある」ときっぱり。10点では満足しない。仙台の新しいエースは、まだまだ伸びていく。

取材◎杉園昌之

This article is a sponsored article by
''.