森山(右)、貴田はそろって入賞
写真◎福地和男/スイミング・マガジン

 日本で16年ぶりの開催となったパンパシフィック選手権のOWS(オープンウォータースイミング)10kmが千葉県館山市の北条海岸にて、2kmの周回コースを5周する形式で行なわれ(男子は7時、女子は7時5分スタート。気象条件は午前5時30分時点で気温28.4度、水温26.2度、南西3m、天候晴れ)、男子は2015年カザン世界選手権10km王者で、競泳長距離の全米王者でもあるジョルダン・ウィリモフスキー(米国)が優勝、日本勢は野中大暉(日本体育大4年)が9位、豊田壮(福井県スポーツ協会)が10位。

 女子はハリー・アンダーソンが2時間8分24秒8で優勝、日本王者の森山幸美(日本体育大4年)が5位、ベテランの貴田裕美(コナミスポーツ)が6位とそろって入賞を果たした。

画像: 男女ともに優勝は米国勢(左から3人目が男子のウィリモフスキー、4人目が女子のアンダーソン) 写真◎福地和男/スイミング・マガジン

男女ともに優勝は米国勢(左から3人目が男子のウィリモフスキー、4人目が女子のアンダーソン)
写真◎福地和男/スイミング・マガジン

 男女ともに米国勢は、来年の世界選手権の代表選考の対象レースになっていることもあり、第一人者が強さを発揮。競泳長距離でも活躍するウィリモフスキーは、3周目から少しずつペースアップを図りながら最後はエリック・ヘドリン(カナダ)を突き放した。一方、日本勢も序盤は集団の中段の位置につけていたが、「4周目の途中でスピードが一気に上がったところで対応できなかった」(野中)と遅れをとり、豊田もラスト2周の際に目や口へのフィジカルコンタクトでダメージを受け、その後の争いに加われなかった。

画像: 経験の必要性を感じたという豊田 写真◎福地和男/スイミング・マガジン

経験の必要性を感じたという豊田
写真◎福地和男/スイミング・マガジン

画像: スピードの切り替えを課題にあげた野中 写真◎福地和男/スイミング・マガジン

スピードの切り替えを課題にあげた野中
写真◎福地和男/スイミング・マガジン

 それでも経験することが何よりの収穫で、「もっと競泳のスピードをつけることやスピードの切り替えに対応できるようにしていきたい」(野中)、「もっと海外の試合に出て行って実戦を重ねて世界での戦い方を身につけたい」(豊田)と今後に向けての課題を明確にした。

 女子は競泳長距離のパンパック代表でもあった森山が序盤は集団の後ろにつけながら、ラストスパートで順位を上げ5位入賞。「欧州のほうが強い選手がいるので、このパンパックでは最低でも入賞はしたかった。課題はあるけど、まずまず」と手応えを感じていた。一方、6位に入った貴田は、「なかなか勝たせてくれませんね。メダルを狙っていましたが、ラスト500mくらい、最後のスパート合戦で勝てなかった。もう少し早い段階で先頭に立てるようにしないと」と反省を弁が多かったが、入賞はしっかり果たした。

構成◎牧野 豊/スイミング・マガジン

画像: 大きな波も立たず、レースを通して恵まれたコンディションのなかで行なわれた 写真◎福地和男/スイミングマガジン

大きな波も立たず、レースを通して恵まれたコンディションのなかで行なわれた
写真◎福地和男/スイミングマガジン

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