※男子100kg超級の王子谷剛志(右)。影浦心(左)は今大会、団体戦で貴重な戦力となる
Photo/近代柔道

8月29日から9月1日まで、インドネシアのジャカルタで行われるアジア競技大会。日本代表は世界選手権に引けを取らないトップクラスの選手を送り込み、強豪ひしめくアジア勢と対峙する。アジア王者を目指す柔道日本代表をシリーズでピックアップする4回目。今回は男子100kg超級と女子78kg超級、そして団体戦のメンバーを紹介しよう。

【男子100㎏超級】
王子谷剛志[旭化成]

画像: ※男子100㎏超級・王子谷剛志選手(旭化成) Photo/近代柔道

※男子100㎏超級・王子谷剛志選手(旭化成)
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アジアを復活の第一歩に

 17年の世界代表。以降はGS東京、GSデュッセルドルフ、選抜体重別、全日本と優勝なし。世界代表は全日本で優勝したライバル・原沢久喜と、GS東京、選抜体重別を制した小川雄勢(明治大4年)に譲った。受けは抜群だが、ケンカ組み手の相手に対して慎重な柔道が目立つ。国際大会では先に「指導」を取られることが多く、それが今後の課題か。

 大外刈りに一発を持ち、超級には珍しく担ぎ技もでき、足技、寝技もうまい。アジアでぶっちぎりに勝って2年後への復活の第一歩にしたい。

おうじたに・たけし/1992年6月9日生まれ/大阪府出身/五段/やまびこ少年柔道クラブ/東海大相模中―東海大相模高―東海大/右組み/得意技=大外刈り/14・16・17年全日本選手権優勝、17年世界代表、17年世界無差別3位、18年全日本選手権2位

【女子78㎏超級】
素根 輝[南筑高3年]

画像: ※女子78kg超級・素根輝選手(南筑高3年) Photo/近代柔道

※女子78kg超級・素根輝選手(南筑高3年)
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アジアでの勝利が東京五輪につながる

 選抜と全日本女子で連勝した素根だが、過去の実績で上回る朝比奈紗羅(パーク24)が世界選手権へのキップを手にした。皇后盃覇者が世界代表になれないのは非常に残念だが、素根にとってアジア競技大会は大きなチャンス。ここで勝てば東京五輪への展望が開け、朝比奈とのマッチレースも、ますます熱気を帯びるはずだ。

 左組みからの大内刈りや体落としが得意で、釣り手を操作して有利な組み手を作るのもうまい。最近は体重が増えてパワーがつき、スタミナ面でも誰にも負けない領域に達してきた。また、生粋の負けず嫌いの性格も勝負師向きだ。

そね・あきら/2000年7月9日生まれ/福岡県出身/三段/脩柔舘/田主丸中/左組み/得意技=大内刈り・体落とし/16・17年GS東京優勝、18年選抜体重別優勝、全日本女子優勝、GPフフホト優勝

▼団体戦日本代表選手

【男子90kg超級】
影浦 心[日本中央競馬会]

画像: ※男子90kg超級・影浦心選手(日本中央競馬会) Photo/近代柔道

※男子90kg超級・影浦心選手(日本中央競馬会)
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かげうら・こころ/1995年12月6日生まれ/愛媛県出身/三段/松前柔道会/松山西中-新田高-東海大/左組み/得意技=背負い投げ/17年GPデュッセルドルフ優勝、18年GSパリ優勝

【男子90kg級】
小林悠輔[旭化成]

画像: ※男子90kg級・小林悠輔選手(旭化成) Photo/近代柔道

※男子90kg級・小林悠輔選手(旭化成)
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こばやし・ゆうすけ/1993年8月12日生まれ/埼玉県出身/三段/上尾警察署ひまわり柔道教室/埼玉栄中-埼玉栄高-筑波大/左組み/得意技=大内刈り/17年実業個人優勝、GS東京2位

【男子73kg級】
海老沼 匡[パーク24]

画像: ※男子73kg級・海老沼匡選手(パーク24) Photo/近代柔道

※男子73kg級・海老沼匡選手(パーク24)
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えびぬま・まさし/1990年2月15日生まれ/栃木県出身/五段/野木町柔道クラブ/弦巻中-世田谷学園高-明治大/左組み/得意技=背負い投げ/11・13・14年世界選手権優勝、12年ロンドン五輪3位、16年リオ五輪3位

【女子70kg超級】
山本沙羅[福井県スポーツ協会]

画像: ※女子70kg超級・山本沙羅選手(福井県スポーツ協会) Photo/近代柔道

※女子70kg超級・山本沙羅選手(福井県スポーツ協会)
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やまもと・さら/1995年1月11日生まれ/和歌山県出身/四段/和柔会道場/日進中-和歌山商業高-大阪体育大-ミキハウス/左組み/得意技=内股・大外刈り/15年全日本学生優勝、17年GPフフホト3位、18年ヨーロッパOPローマ3位

【女子70kg級】田中志歩[環太平洋大2年]

画像: ※女子70kg級・田中志歩選手(環太平洋大2年) Photo/近代柔道

※女子70kg級・田中志歩選手(環太平洋大2年)
Photo/近代柔道

たなか・しほ/1998年6月29日生まれ/山口県出身/初段/田布施スポーツ少年団/高川学園中-聖光高/左組み/得意技=大内刈り/17年全日本学生2位、講道館杯2位、GS東京3位、18年選抜体重別3位

【女子57kg級】
舟久保遥香[三井住友海上]

画像: ※女子57kg級・舟久保遥香選手(三井住友海上) Photo/近代柔道

※女子57kg級・舟久保遥香選手(三井住友海上)
Photo/近代柔道

ふなくぼ・はるか/1998年10月10日生まれ/山梨県出身/三段/大明見スポーツ少年団/富士学苑中-富士学苑高/右組み/得意技=小内刈り/17・18年選抜体重別2位、18年ヨーロッパOPローマ優勝

【アジア競技大会・柔道日程】

8月29日 男子60kg級・66kg級・女子48kg級・52kg級
8月30日 男子73kg級・81kg級・女子57kg級・63kg級
8月31日 男子90kg級・100kg級・100㎏超級・女子70kg級・78kg級・78㎏超級
9月1日  男女混合団体戦

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