打者に球種を悟らせない
体の近くを通すテークバック

 2018年の第100回全国高校野球選手権記念大会1回戦(8月6日、第2日第3試合)、北照(北北海道)戦に先発した沖学園(南福岡)齊藤礼投手の投球フォーム。

写真/ベースボール・クリニック

 9回を完投し、124球を投げて、10安打を浴びながらも、2奪三振、1四死球で2失点完投(自責は1)した。

 ストレートは130㌔台前半が大半で、投球の8割は変化球という技巧派。打者有利のカウントでも不安なく変化球を選択できるだけの制球力がある。鬼塚佳幸監督も「四死球で崩れない安心感がある」と信頼し、140㌔以上のストレートを武器にするチームメートの石橋幹とタイプの異なる二本柱を形成した。

 ストレート、チェンジアップ、スライダー、フォーク、カーブ、シンカーを操る。フォーム自体はオーソドックスなワインドアップからのオーバーハンドだが、球速を求めていないため、フォームの中でムダな力が入ることがないのも長所。特徴的なのは、球種を打者に悟らせないためのテークバックの動き。重心の並進移動の過程でボールを体の近くを通して、上体で隠すように引き上げている。

齊藤礼/さいとう・らい
2000年8月7日生まれ。福岡県・福岡市立箱崎中出身(糸島ボーイズ)。175cm68kg。右投右打。

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