後半アディショナルタイムに三沢がFKを決め、YS横浜が福島を下した 写真◎J.LEAGUE PHOTOS

 J3リーグで8位の福島は3試合、13位のYS横浜は8試合と、ともに勝ち星から見放されていた。前回の対戦では第6節で内容も含めて3-0で完勝していたYS横浜だったが、この試合ではカウンターなどから数度の決定機をつくられ、冷や汗をかきつつ0-0で折り返す。後半からは勢いを取り戻しながらもスコアは0-0で進んだが、アディショナルタイムにつかんだFKを三沢直人が直接蹴り込み先制。このゴールが決勝点となり、YS横浜が約3カ月ぶりの勝利を手にした。

■2018年9月23日 J3リーグ第24節
福島 0-1 YS横浜
得点者:(Y)三沢直人

「目に見える結果が大事」

 FKが決まった瞬間は、「あまり覚えていません」。仲間たちの手荒い祝福で、ゴールが決まったことは分かったという。だが、三沢のFKは“見事”の一言に尽きる。ゴール左、ボックス角付近からの一撃を、ファーサイドへ強烈に蹴り込んだ。

 前半は福島のペースだった。ボールもうまく動かし守備も良く、カウンターなどから数度の決定機を演出した。「流動的に動いてきて、捕まえられなかった」と三沢は振り返る。

 それでもハーフタイムに「プレー強度を上げるように、それに耐えること」と樋口靖洋監督から指示を受けると、YS横浜が流れを変える。シュート本数は前半の3対7から10対7へと“逆転”。最後のシュートが、「狙い通りでした」という三沢の一撃だった。

 チームは9試合ぶりに勝利を取り戻した。その間の8試合との違いを聞かれても、三沢には分からない。「負傷して、先々週に復帰したばかりなんです」。最後にピッチに立ったのが、チーム直近の勝利である第14節の北九州戦(○3-2)だった。

 三沢はこれで、今季チーム最多タイに並ぶ5得点。しかも、先に5ゴールに到達した北脇健慈が21試合に出場しているのに対し、この日が15試合目の出場だった。

 得点に対する意欲は「強く持っていますね」と三沢。「結果を残していかないと、自分自身も上に行けないので、目に見える結果が大事かな、と」と、ルーキーイヤーという言葉に甘んじるつもりはない。

 残り試合は少なくなっていくが、「目標である1ケタ順位に届くように」。復帰戦でチームに勝利を取り戻したMFは、指揮官と同じ言葉を口にした。

取材◎杉山 孝

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