10月8日、三大駅伝の幕開けとなる第30回出雲全日本大学選抜駅伝競走が開催される。6区間(45.1km)で争われる今大会は、『スピード駅伝』といわれ、三大駅伝のなかでは、とりわけ各校のスピード力が問われる。そこで、過去3年の出場校5000m平均タイム(各校上位10人の平均)と大会結果との関連性を調べてみた。
※写真 昨年の出雲駅伝では東海大が10年ぶりの優勝を飾った(写真/宮原和也)

優勝校との関連性

 過去3年の優勝校と5000m平均ランキング(自己ベストで算出)の1位は以下のとおり【優勝校(優勝タイム)←平均ランキング1位(5000m平均タイム)を示す】

第27回(2015年)大会:青学大(2時間09分05秒)←青学大(13分53秒85)
第28回(2016年)大会:青学大(2時間10分09秒)←東海大(13分50秒99)
第29回(2017年)大会:東海大(2時間11分59秒)←東海大(13分47秒30)
 

 第28回のみ異なるが、このときの青学大は5000m平均ランキングで、東海大についで2位(13分53秒49)だった。このことからも、優勝校を占ううえで、5000m平均タイムは無視できない要素の一つといえそうだ。

トップ3との関連性

 それでは、範囲を広げて、出雲駅伝の上位3校になるとどうなるか(カッコ内は5000m平均タイムと順位を示す)。

第27回大会
2位 山梨学大(13分59秒95、6位)
3位 駒大(13分56秒11、3位)
第28回大会
2位 山梨学大(14分00秒83、6位)
3位 東海大(13分50秒99、1位)
第29回
2位 青学大(13分51秒16、2位)
3位 日体大(14分03秒39、5位)

 順位の変動はあるものの、5000m平均ランキングの上位3校中、2校はトップ3を外していない。5~6位のチームが3位内に食い込んできたのも注目したい。

 ちなみに過去3年、5000m平均ランキングで青学大とともに常にトップ3だったのが、東洋大だ。2015年は2位(13分55秒21)、16年は3位(13分57秒30)、17年は3位(13分59秒13)だったが、出雲駅伝の成績は、それぞれ4位(2時間10分40秒)、9位(2時間14分25秒)、5位(2時間15分36秒)と5000m平均ランキングと必ずしもリンクしていない。

第30回大会は果たして……

第30回出雲駅伝に出場するチームの5000m平均ランキング10傑(18年4月~9月で算出)は以下の通り。

1位 東海大 :13分55秒61
2位 青学大 :13分56秒77
3位 中央学大:14分15秒74
4位 東洋大 :14分15秒75
5位 帝京大 :14分16秒64
6位 日体大 :14分17秒31
7位 早大  :14分17秒50
8位 城西大 :14分17秒69
9位 法大  :14分18秒81
10位 立命大 :14分25秒53

 過去3年のケースからいえば、13分台の2チーム、東海大と青学大が優勝候補の筆頭になる。昨年、東海大と青学大の5000m平均タイムの差は3秒46あったが、今季は1秒16まで縮まっていることにも注目したい。

 5000m平均ランキングで上位を占める駒大(14分08秒70、3位)、神奈川大(14分10秒89、4位)、順大(14分12秒39、5位)、明大(14分12秒82、6位)がいずれも出雲駅伝には出場しないため、2位の青学大と3位の中央学大の差は18秒97まで開く。3位以下は僅差で続いており、トップ3を懸けた争いはし烈なものになるはずだ。

 第30回出雲駅伝のスタートは10月8日、13時5分。平成最後の出雲を制するのは果たしてどのチームか。

今季5000mランキングの日本人トップは青学大4年の橋詰大慧

文/石井 亮

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