※写真上=ライバル対決を制し、6年ぶり2度目の優勝を飾ったブルボンWPC柏崎
写真◎矢野寿明/スイミング・マガジン

 10月5~7日、東京辰巳国際水泳場にて第94回日本選手権水球競技が行なわれ、男子はブルボンウォーターポロクラブ(WPC)柏崎が6年ぶり2度目の優勝、女子は秀明大が2連覇を果たした。

●男子
18歳の稲葉、ベテラン・志水がカギ握る
ブルボンWPC柏崎が宿敵下す

 6年連続同じカードとなった男子決勝。序盤から攻守ともに一歩も譲らない攻防が続き、互いの意地がぶつかり合う。

 2012年以来、6年ぶりの王座奪還を狙うブルボンWPC柏崎はケガのため1年ぶりの大会復帰となったキャプテン、志水祐介の先制点で勢いに乗ると、守備でも地域で守るゾーンディフェンスで日本代表の主力を擁するkingfisher74に容易もシュートチャンスを与えず。Kingfisher74はエースの足立聖弥が思ったようなプレーをさせてもらえなかったが、伏兵の高田充の3連続ゴール等で食い下がり、第3ピリオド以降は勝ち越せば追いつく展開が続く。

 しかしブルボンWPC柏崎は終盤、今季、ワールドリーグ・スーパーファイナル、ジャカルタ・アジア大会で得点王に輝いた18歳の稲葉悠介が勝負強さを発揮。6対7で迎えた第3ピリオド残り3分7秒に1対1から同点シュートを決めると、8対8で迎えた第4ピリオド残り2分32秒に勝ち越し、さらに残り1分48秒にダメ押しとなる得点を決める。その後もKingfisher74の攻撃を堅い守備で守り、10対8で勝利を収め、6年ぶり2度目の日本一に輝いた。

画像: ゲーム最初のシュートでしっかり先制点を決めた志水。プール内外でのその存在感で、チームを支えている 写真◎矢野寿明/スイミング・マガジン

ゲーム最初のシュートでしっかり先制点を決めた志水。プール内外でのその存在感で、チームを支えている
写真◎矢野寿明/スイミング・マガジン

 1年前の日本選手権で大ケガを負い、腕も上げられる状態でなかったという清水だが、復帰大会を「(代表入りへの)ラストチャンス」と覚悟を決めて臨み、先制点含めてチームに勢いを与える役割を果たした。

「まだ万全ではないですが、柏崎市民の応援が力になって勝つことができました。個人としても代表を外れて、自分のピークは過ぎたのかと思った時期もありましたが、この大会でなんとかプレーできればと思って、チームの優勝に貢献できました」

●女子
秀明大が2連覇
日体クラブは粘り見せるも及ばず

 8月のジャカルタアジア大会に10名の代表選手を送り出した秀明大が、9月のインカレ3連覇に続き、日本選手権でも地力の差を見せつけた。

 ポイントゲッターの稲葉朱里を中心に山本実乃里、野呂美咲季らが1対1の強さを見せ、バランスよく加点。日体クラブも羽角萌香のミドルシュートなどで食らい付いていったが、秀明大の地力が勝り、13対8で制し、2連覇を飾った。

画像: 決勝で5得点をあげた稲葉 写真◎矢野寿明/スイミング・マガジン

決勝で5得点をあげた稲葉
写真◎矢野寿明/スイミング・マガジン

 この試合、チーム最多の5得点をマークした稲葉は、今季、日本代表ではケガで出遅れ、アジア大会でも思うような結果を残せなかった悔しさをこの試合にぶつけた。

「シーズン最後の大会でなんとか良いプレーをしようと必死に取り組んできました。初日、2日目は自分たちらしい水球はできませんでしたが、今日(決勝)は前半からしっかり4対1とリードを奪えたことはよかったと思います」と振り返った。

文◎スイミング・マガジン編集部

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