※写真上=1992年バルセロナ五輪女子200m平泳ぎ金メダリストの岩崎恭子さん(前列右)と招待選手たち。大会は昨年から岩崎恭子CUPとして開催されている。前列右2人目から鈴木聡美(ミキハウス)、小西杏奈(中京大4年)、相馬あい(中京大3年)、池江璃花子(ルネサンス/淑徳巣鴨高3年)。後列右から松元克央(セントラルスポーツ/明治大4年)、松村優樹(中京大4年)、長谷川純矢(ミキハウス)、安江貴哉(新東工業)、小堀勇氣(ミズノ)
写真/佐藤温夏

 50m種目のみで行なわれる岩崎恭子CUP第32回静岡招待スプリント選手権が10月7日、静岡県富士水泳場で開催され、静岡県内外からジュニアスイマーを中心に1046人がエントリー。ジャカルタ・アジア大会代表ら9人の招待選手も参加して華やかに開催された。

松元がシーズン立ち上げ早々に
自己ベスト!

 招待選手の中でもひときわ快泳を見せたのが松元克央(セントラルスポーツ)。男子50m自由形で22秒67と自己ベストを塗り替え、大会タイ記録で優勝した。9月の福井国体後、2週間のオフを経て10月1日に練習を再開したばかり。新シーズン初戦から絶好調だ。

「この時期に自己ベストが出せるとは思っていなかったので素直にうれしいです。鈴木先生(陽二、担当コーチ)からは『スピードはついているから』と言われていたので、世界短水路選考会(※)に良いイメージでつなげていけそうです」

 今夏はパンパシフィック選手権(パンパック)、アジア大会に初出場して個人、リレーともに大活躍。200m自由形ではパンパックで3位、アジア大会で銀メダルを獲得して男子自由形のエースに成長した。2019年シーズンでの躍進にも期待できそうだ。

画像: 男子50m自由形で自己ベストを更新した松元。新シーズン突入直後から絶好調 写真/佐藤温夏

男子50m自由形で自己ベストを更新した松元。新シーズン突入直後から絶好調
写真/佐藤温夏

 招待選手の中で唯一2種目に出場したのが池江璃花子(ルネサンス)。女子50m自由形を25秒63、50mバタフライを26秒21で泳ぎ、ともに大会新で優勝した。10月に入ってから練習を再開したばかりで、「身体が全然動かなくてキツかった。シーズンの立ち上げの練習をしっかりやらないといけないなと思ったタイムでした」と振り返っていたが、観客からの大声援に応えようと精一杯の泳ぎを見せた。

「たくさんの方が私の泳ぎを見るのを楽しみにしてくれていたと聞いていましたが、あまりいい泳ぎができなかったのでガッカリさせてしまった人もいたかもしれません。でも、私としては会場がいっぱいに埋まった中で泳ぐのは国内では辰巳以外でなかったので、そういう中で泳ぐ経験ができたことは良かったな、と思いました」

 この日は午前中のサイン会でも、プールサイドでも大人気。池江の行くところすぐに人だかりができ、レースに集中するには難しい環境だったが、前向きに、にこやかに語っていた。

画像: 多くの観客が詰めかけ、日本トップ選手の泳ぎを楽しんだ 写真◎佐藤温夏

多くの観客が詰めかけ、日本トップ選手の泳ぎを楽しんだ
写真◎佐藤温夏

 そのほか鈴木聡美(ミキハウス)は女子50m平泳ぎで31秒89で連覇するなど、招待選手たちは各種目で圧勝。会場からは日本トップレベルの泳ぎにため息とともに大きな拍手が送られていた。

 大会記録はスイミング・マガジン12月号(11月10日発売予定)に掲載。

※世界選手権(25m)代表選手選考会/10月27、28日:東京辰巳国際水泳場

文◎佐藤温夏(ライター)

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