※写真上=昨年の箱根駅伝予選会のスタート。昨年までの20kmからハーフマラソン(21.0975km)に距離が変更。この1.0975kmが勝負を分ける可能性もある。
写真/川口洋邦(陸上競技マガジン)

 第95回箱根駅伝予選会は10月13日に東京・立川市で行われ、各校10~12人が出走し、上位10名の合計タイムで争われる。昨年までの20kmからハーフマラソン(21.0975㎞)の距離に延び、終盤の1㎞で順位変動があるかもしれない。今回は記念大会であることから、出場枠が2校増え、関東学生連合を含めた23チームが本戦に出場する。すでに、「関東インカレ成績枠」で日大の本戦進出が決まっており、シード10校と日大を除いた11校が予選会から出場権を得る。

駒澤大ら8校が通過有力候補

 この激戦に、39校がエントリーした。トップ通過が最も有力なのは、9年ぶりに予選会にまわった駒澤大だ。片西景をはじめ、堀合大輔、下史典、伊勢翔吾ら4年生が充実。2・3年生も力をつけており、戦力的には死角は見当たらない。

画像: 駒澤大は充実の夏合宿を過ごし、予選会トップ通過、そして本戦でも上位を狙う 写真/井出秀人(陸上競技マガジン)

駒澤大は充実の夏合宿を過ごし、予選会トップ通過、そして本戦でも上位を狙う
写真/井出秀人(陸上競技マガジン)

 順天堂大、國學院大、神奈川大も上位通過候補。順天堂大は10000mで現役日本人学生最速の27分47秒87を持つ塩尻和也(4年)が、留学生とどんな戦いを見せるか。野田一輝、橋本龍一(共に3年)も好走が期待できる。
 国学院大は浦野雄平、土方英和、青木祐人の3年生トリオがけん引。特に浦野と土方は、個人でも上位を狙える。
 神奈川大は山藤篤司(4年)が上位に入って貯金を作りたい。準エース格の越川堅太、荻野太成(共に3年)の走りがポイントだ。

 上位候補に続き、中央大、明治大、山梨学院大、大東文化大の4校も、順当なら通過は堅いと見られる。中央大は中山顕、堀尾謙介(共に4年)、舟津彰馬(3年)が引っ張る。安定感のある中山に期待。明治大も好選手がそろい、2年ぶりの本戦復帰が濃厚だ。日本選手権5000m5位の阿部弘輝(3年)が塩尻に挑む。実力者の坂口裕之(4年)が外れ、14人のエントリー選手中、4年生が1人というフレッシュな布陣となった。山梨学院大はドミニク・ニャイロ、永戸聖(共に4年)でタイムを稼ぐレースになるが、ほかにも堅実な上級生の奮起が期待できそうだ。大東文化大は川澄克弥、奈良凌介(共に3年)を軸に、確実に通過を果たしそうだ。

残り3枚の切符を手にするのは…

 残る3枠を、東京国際大、国士舘大、上武大、創価大らで競う。このなかでは、住吉秀昭、多喜端夕貴ら4年生が14人中8人を占める国士舘大が優勢か。1年生のライモイ・ヴィンセントの走りもカギを握る。東京国際大はモグス・タイタス、伊藤達彦(共に3年)らで連続出場を狙う。初出場から11年連続出場を期す上武大は、太田黒卓、大森樹(共に4年)らで通過圏内に滑り込みたい。2年ぶりの本戦復帰が懸かる創価大はムソニ・ムイル(3年)を欠く厳しい戦いだが、作田将希(4年)を中心に総合力を見せられるか。

 レダマ・キサイサ(桜美林大3年)、サイモン・カリウキ(日本薬科大4年)、ニャイロらの個人トップ争いもハイレベルになりそうだ。

文/石井安里

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