※写真上=自分の血液で生成した「PRP」をひざの関節腔に注射する
写真◎健康生活マガジン「健康一番」けんいち編集部

欧米のスポーツ選手はケガをするとすぐにPRP

田中将大選手をはじめ、大リーグ選手たちがケガの治療で受けて、一躍有名になったPRP療法(プレートレット・リッチ・プラズマ)。
PRP療法は、自分の血液から、血液のなかに含まれる「傷んだ組織を修復する成長因子を出す働きのある成分」を取り出し、濃縮し、自分の体に戻し、自然治癒力で修復を図る治療法です。
欧米では以前より知られてる治療であり、欧米のスポーツ選手は、ケガをするとすぐにPRPを受けるそうです。
導入する医療機関も増えつつあり、ここ1、2年で日本のスポーツ界にも広がりつつあります。

主に、ひじの内側側副靱帯損傷、ひじの内側・外側上顆炎(テニス肘やゴルフ肘)、ひざの膝蓋腱炎(ジャンパー膝)、アキレス腱炎、足底腱膜炎、足首のじん帯損傷など、損傷した腱や靭帯の治療に用いられています。
このPRP療法が、中高年者に多い「変形性ひざ関節症」でよい治療成績を上げています。

軟骨がえぐれて、下の骨まで見えていたひざ軟骨が修復した!

変形性ひざ関節症の患者さんに対するPRP療法で成果を上げているのは、剣持整形外科クリニック(群馬県太田市)の剣持雅彦院長(整形外科医・医学博士)です。
剣持医師が、ひざ軟骨損傷を伴う半月板損傷の患者さんにPRP療法を行ったところ、えぐれてた部分を埋めるように、大きく白い真珠様のもの(線維軟骨)が盛り上がる形でできていたそうです。

このことから、剣持医師はPRPに軟骨修復の作用があることを確証し、変形性ひざ関節症の治療に採用。これまでにPRP療法を行った患者さんでは、MRI画像による評価でも、患者さん自身が行う痛みに対する評価でも、大幅な改善があったと報告しています。

白血球の多いPRPは、アキレス腱炎、リスフラン関節靱帯炎にも良好な治療成績

PRPには、大きくわけて2つの種類があります。1つは、白血球を多く含むPRP(LR-PRP)、もう1つは白血球をほとんど含まないPRP(LP-PRP)です。
PRPに含まれる白血球の量の違いは、生成法の微妙な違いによるそうです。

剣持医師が治療に用いているのは、白血球を多く含むPRPです。最近増えている治療キットで生成するのではなく、クリニックのオペ室でクリーンベンチ(滅菌装置)で生成している(再生医療の厚労省認可済み)ので、白血球を多く含むPRPを、治療に用いることができるそうです。
白血球を多く含むPRPは、変形性ひざ関節症のほか、慢性化したアキレス腱炎や、リスフラン関節靱帯炎などの慢性化した腱炎にも、良好な治療成績を認めているそうです。

PRP療法は、効果があるとする論文もありますし、効果がないとする論文もあります。
田中将大選手では効果があったPRP療法ですが、大谷翔平選手では効果が得られず、トミー・ジョン手術を受けることになりました。もちろん損傷の程度の影響が大きいと思われますが、PRP自体の微妙な生成法の違いや、PRPの注射回数(頻度)など治療自体のデザインの違いなど、こまかなところでの違いが、効果に影響をおよぼしているのかもしれません。

『健康生活マガジン「健康一番」けんいち』17号のなかで、PRP療法について「変形性ひざ関節症」を中心に、剣持医師に詳しく解説していただきました。
どんな人に有効か、医療費の負担は、副作用は、受けられない人は、などなど、気になるさまざまなことにお答えいただいています。ひざ軟骨修復の様子がわかる写真も掲載しています。
肘の靱帯やアキレス腱などを痛めてPRP注射を考えている人にも、とても参考になる内容です。

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