20日(日本時間21日)にアメリカ・ネバダ州ラスベガスで行われるWBA世界ミドル級タイトルマッチで日本の村田諒太(帝拳)に挑む3位の指名挑戦者ロブ・ブラント(アメリカ)が17日(日本時間18日)、ラスベガス市内のトップランクジムで公開練習を行った。

運動能力の高さを披露した挑戦者ブラント

 スリムなボクサーパンチャーらしく、軽快なシャドーとサンドバッグ打ちで、潜在能力の高さを垣間見せた。さらに1mは高さのあるリングエプロンまでひらりと舞い上がる身軽さに、日本からの取材陣もざわつく。
「ムラタは何よりも金メダリスト。左ストレートも強い。それ以上に12ラウンドをフルに戦い抜く体力もあると思う」。
「けれど、自分にも対抗できる体力と技術がある。判定で勝つつもりだが、一発いいのが当たれば、当然そこでいく」と対策も明かした。「とにかく今はベストの状態に仕上がった」とさらに自信をのぞかせもした。

 ミネソタ州セントポール出身で、現在はテキサス州ヒューストンに住むブラントは、ラスベガスのジムで試合のための最終的な仕上げに入る。今回のラスベガス入りは2ヵ月前。4ヵ月前からトレーナーにエディ・ムスタファ・ムハマド(66歳)を迎えた。かつてのWBA世界ライトヘビー級チャンピオンで、トレーナーとしても堅調な選手作りで知られるムハマドは「この4ヵ月で、世界を獲るためのものはブラントにインスパイアした。自信はある」と新しい愛弟子の仕上がりに太鼓判 を押していた。

集中力の高まりを感じさせたチャンピオン村田

 WBA世界ミドル級チャンピオン、村田諒太(帝拳)も同日、アメリカ・ネバダ州ラスベガスで控える2度目の防衛戦を前にトップランクジムで公開練習を披露した。

 試合まで3日となったため、練習は1ラウンド、リング上で軽く動いたのみ。今日の本題は一見、もんきり調に過ぎるインタビューだった。
 実はジムに入るとき、先に公開練習を終えた挑戦者ブラントとすれ違い、軽く会釈をかわしているのだが、「よく見てないので、印象はないですね」。その一言から、極限に近づく緊張が感じられた。
「DAZNやESPNで放映されると話題になるのは光栄なこと。いい試合にしたいですね」
 そんなコメントにも、もはや頭の中には試合にしか関心がないことが感じられる。

「いつものようにプレッシャーをかけます。練習したことを試合に出すこと。それだけですね」
 いつものコメントに終始する。村田本人も含めて、誰もが高鳴る期待感からこだまする鼓動音にどこまでも従順にあるだけ。

文&写真_宮崎正博

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