※写真上=プロ初ゴールを決めた湘南の杉岡
写真◎J.LEAGUE PHOTOS

 札幌は2度のビハインドを追いつき、引き分けに持ち込んだ。序盤に山崎凌吾に先制点を許したが、ジェイのゴールで1-1に。その後、杉岡大暉にミドルシュートを決められ、一時は勝ち越されたものの、チャナティップのゴールで再び同点とした。湘南は2度のリードを守れずに手痛いドローとなった。

■2018年10月20日 J1リーグ第30節
湘南 2-2 札幌
得点者:(湘)山崎凌吾、杉岡大暉 (札)ジェイ、チャナティップ

梅崎からのひと言に背中押される

 待望のJ1初ゴール。高卒2年目の杉岡大暉は、20歳に見えない大人びた顔をくしゃくしゃにさせ、飛び上がって喜んだ。
「ずっと結果が欲しかったので」

 左アウトサイドを主戦場にしているが、ゴールへのこだわりは強い。得意のアーリークロスだけに飽き足らず、今季はミドルシュートの練習にも積極的に取り込んでいる。

 60分、ゴール中央25メートル付近でFKのチャンスを得ると、ボールのそばでベテランの梅崎司と2人で相談。クロスも考えたというが、先輩からの「お前、いってみろ」のひと言に背中を押された。

 迷う必要はなかった。練習からキックのフィーリングがよく、自信はあった。目の前に相手が複数人見えたものの、お構いなし。梅崎がヒールで左に流したボールを左足で豪快に振り抜いた。
「狙い通りというシュートではなかった。無意識で蹴った。うまくコースに飛んでくれたと思う」

 地を這うようなシュートは、敵に触られることなく、右のサイドネットへ一直線。一時は勝ち越しのゴールとなり、ホームスタジアムは沸きに沸いた。

 76分に2-2に追いつかれ、試合後は悔しさをにじませていたが、20歳のレフティーにとっては、ひとつのきっかけとなるかもしれない。10月27日にはルヴァン杯の決勝(横浜FM戦)が控えている。

「タイトルを取れる機会は滅多にないこと。どん欲に狙いたい」

 確かな手応えをつかんだ杉岡の左足から目が離せない。

取材◎杉園昌之

This article is a sponsored article by
''.