※写真上=昨年の66kg級表彰式
写真◎近代柔道

東京五輪に向けて熾烈な代表争い

 今年の講道館杯は11月3、4の両日、千葉・ポートアリーナで開催される。同大会は、東京五輪につながる来年の“プレ五輪”ともいうべき2019年世界選手権東京大会代表への第一関門。今季の世界選手権代表とアジア大会金メダリストはスキップするが、若手、中堅、ベテランの熱い戦いに注目したい。

[その1]
大会1日目 11月3日 男子=60kg級、66kg級、73kg級、81kg級

男子60kg級

 このクラスは前年大会の上位進出者で優勝が争われそうだ。まず、昨年優勝の宮之原誠也(福岡県警察)は、寝技が得意。2位の山本達彦(東海大3年)は、小内刈りなどが武器だ。シニアでの実績は決して多くないが、足技で今年はワンランク上がりたい。また、3位の大島優磨(旭化成)は背負い投げからの寝技が巧み。アジア2位の志々目徹(了德寺学園職)も優勝候補の1人。

 若手では17年の高校選手権とインターハイ覇者の市川龍之介(東海大1年)や、18年全日本ジュニア、世界ジュニア優勝の古賀玄暉(日本体育大2年)、同年春夏連覇の近藤隼斗(佐賀工業高2年)らに注目。

画像: 60kg級で全日本ジュニア、世界ジュニアを制した古賀玄暉選手(日本体育大2年) 写真◎近代柔道

60kg級で全日本ジュニア、世界ジュニアを制した古賀玄暉選手(日本体育大2年)
写真◎近代柔道

男子66kg級

 世界選手権2連覇の阿部一二三(日本体育大3年)は出場せず、優勝争いは横一線。阿部を追うカテゴリーでは、アジア2位の丸山城志郎(ミキハウス)が有力で、磯田範仁(国士舘大大学院1年)は卓越した足技を持っている。その他では髙上智史(旭化成)、橋口祐葵(パーク24)らが実績もあり有望。さらに、昨年2位の田川兼三(筑波大4年)も上位ラウンド進出の可能性が高い。

 彼らに続くのが18年の全日本学生チャンピオンで背負い投げが得意の山田聖斗(桐蔭横浜大1年)。新鋭では18年高校選手権優勝の西願寺哲平(埼玉栄2年)や、同年インターハイを制覇優した桂嵐斗(長崎日大3年)らに期待を寄せたい。

画像: 66kg級 足技が得意の磯田範仁選手(国士舘大大学院1年) 写真◎近代柔道

66kg級 足技が得意の磯田範仁選手(国士舘大大学院1年)
写真◎近代柔道

男子73kg級

 世界代表の橋本壮市(パーク24)とアジア代表の大野将平(旭化成)は出場せず。覇権争いは、世界団体で活躍した立川新(東海大3年)、昨年2位の野上廉太郎(筑波大2年)、ベテランの海老沼匡(パーク24)を軸に展開されそうだ。特に海老沼は減量で苦心することがなくなったため、現在28歳という年齢に関係なく自身が思い描くパフォーマンスを発揮できる強みがある。もちろん、依然として東京五輪を視野に入れているはずなので、他の選手たちにとっては脅威の存在。

 若手では18年学生王者の古賀颯人(日本体育大3年)が、シニアでどこまで戦えるかに刮目したい。派手さはないが堅実な柔道で初優勝を狙う。

画像: 73kg級に階級を上げて日本代表を目指す海老沼匡選手(パーク24) 写真◎近代柔道

73kg級に階級を上げて日本代表を目指す海老沼匡選手(パーク24)
写真◎近代柔道

男子81kg級

 藤原崇太郎(日本体育大2年)が世界選手権初出場で銀メダルを手にした81kg級は、アジア代表の佐々木健志(筑波大4年)、実業個人優勝で内股が武器の丸山剛毅(パーク24)や、同大会2位で復活を期す永瀬貴規(旭化成)が有力選手。この3人に、前年2位の小原拳哉(パーク24)らが割って入りそうだ。階級を上げて復活を期する中矢力(ALSOK)、永瀬にとっては、東京五輪を目指す上ではここから上昇気流に乗ることが大切で、優勝は絶対的な命題といえる。

 若手では全日本学生優勝の友清光(国士舘大2年)のパフォーマンスが楽しみ。足技と担ぎ技、どちらもできる成長株だ。また高校生では、中学時代から活躍してきた板東虎之輔(木更津総合高3年)が、持ち前の攻撃型柔道でシニアの猛者に挑み、中堅の実力者では佐藤正大(自衛隊体育学校)や糸井滉平(大阪府警察)などからも目が離せない。

画像: ケガから復帰、8月の実業個人で2位となった永瀬貴規選手(旭化成) 写真◎近代柔道

ケガから復帰、8月の実業個人で2位となった永瀬貴規選手(旭化成)
写真◎近代柔道

大会情報

◇期日

11月3日(土・祝)、4日(日)

※両日とも9時開会、17時閉会予定

◇会場

千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市中央区問屋町1-20/TEL043-241-0006)

※最寄駅=JR千葉駅、JR千葉みなと駅、京成電鉄千葉中央駅、千葉都市モノレール市役所前駅

◇日程

3日/男子60kg級・66kg級・73kg級・81kg級、女子70kg級・78kg級・78kg超級

4日/男子90kg級・100kg級・100kg超級、女子48kg級・52kg級・57kg級・63kg級

◇チケット情報

指定席2,000円、一般(自由席)1,000円、高校生以下(自由席)500円 ※未就学児無料

【前売販売(イープラス)】

10月9日(火)10時より販売中

【前売販売(全柔連事務局)】

10月9日(火)より11月2日まで、一般と高校生以下のみ代金引き換えで販売(平日10~12時・13~17時)

【当日販売】

両日とも7時45分から大会会場入場券販売場所にて

◇テレビ放映(予定)

3日/NHK BS1 16時~

4日/NHK BS1 15時~

次回は大会1日目、女子70kg級、78kg級、78kg超級を紹介します。

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