11月4日(日)、愛知県・熱田神宮から三重県・伊勢神宮への106.8km8区間で行われる全日本大学駅伝対校選手権。2015年度の全日本大学駅伝以来の学生三大駅伝優勝を狙う東洋大のエントリー選手から区間配置などを展望する。

※写真上=昨季の全日本大学駅伝で東洋大は3区・西山(左)、4区・山本ら序盤に主力を投入し、主導権を握った
写真/JMPA

 全日本大学駅伝で3年ぶり2度目の優勝が懸かる東洋大。前回は1区から6区序盤まで先頭を走った。1区ではチームとして3年続けて区間賞を獲得しており、今年から距離変更があったものの、主導権を握るレースをすることに変わりはないだろう。エントリーメンバーは下記の通り。
[東洋大エントリーメンバー]
【4年】小笹椋、中村拳梧、山本修二
【3年】相澤晃、今西駿介、定方駿、渡邉奏太
【2年】浅井崚雅、大森龍之介、田上建、西山和弥、吉川洋次
【1年】鈴木宗孝
 出雲駅伝では1区から相澤、西山、山本の三本柱を並べたが、スタートダッシュに失敗。4区までに青山学院大に45秒差をつけられた。しかし、5区の今西、6区の吉川が共に自身初の三大駅伝区間賞で猛追し、優勝した青山学院大と12秒差の2位。三本柱だけではないところを見せつけた。
 全日本は三本柱のうち、西山が前半区間、山本が終盤の長距離区間である7、8区のどちらかを担うと見られる。注目はもう1人の柱である前回1区区間賞の相澤と、好調の今西の起用区間。特に、今西の走りがカギを握りそうだ。西山は出雲で区間6位と不発だったが、もともと調子が悪かったわけではなく、全日本では持ち前の勝負強さを発揮するだろう。
 また、出雲では故障でエントリーから外れていた5000m13分43秒71の渡邉も登録された。前回は主要区間だった2区で区間2位と好走しており、復調していれば頼もしい戦力となる。渡邉を含めてベストメンバーで臨むことが、優勝への必須条件だろう。
 13人のエントリーメンバーのうち、5人は三大駅伝の出場経験がない。彼らの出番はあるのか。2年生の実力者・大森、九州学院高(熊本)時代からロードを得意とする田上、ルーキーながら10000mで29分17秒89を持つ鈴木らの駅伝デビューが待たれる。選手層は徐々に厚くなっており、今大会も初出場の選手がポイントになるかもしれない。
 昨年度の全日本と箱根駅伝往路のように序盤から突っ走ることができれば、青山学院大の牙城を崩すチャンスが広がる。酒井俊幸監督の采配にも注目したい。
文/石井安里

画像: 今季好調の今西。どの区間で起用されるか 写真/太田裕史(陸上競技マガジン)

今季好調の今西。どの区間で起用されるか
写真/太田裕史(陸上競技マガジン)

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