上写真=先制点を決めて喜ぶレオ・シルバ
写真◎近藤俊哉

みんなを笑顔にするブラジル人助っ人

 一進一退の攻防が繰り広げられるなか、均衡が破れたのは58分だった。土居聖真とのパス交換からシュート態勢に入ったレオ・シルバが、左足でゴールネットを揺らした。次の瞬間、歓喜の輪が生まれる。

「自分個人としても、得点したときはうれしいけれど、得点をする過程では全員がボールに関わっている。だから、全員で喜ぼうと」

 背番号4が味方を呼び寄せ、鹿島の選手たちは笑顔に包まれた。

 GKクォン・スンテ以外の全選手が、初めてとなるAFCチャンピオンズリーグ決勝の舞台。前日会見で昌子源が「平常心です」と言っていたものの、試合の立ち上がりにチームとして堅さが見られたことは否めなかった。「決勝は決勝。なんらかの緊張感や不安は誰しもが持っている。チームとしても、それが立ち上がりに多少はあったのではないか」と、レオ・シルバは振り返る。

 さらに、「西アジアのチームと戦うのが初めて。選手の特徴やプレースタイルに慣れる時間が必要だった」とも話す。ただ、「前半の途中に慣れたところから、何度かチャンスを作りだせるようになった」。そして、後半に先制点が生まれた。

「みんなで喜びを分かち合うのは大切なこと」

 チームメイトに、そして多くのサポーターで埋まったカシマスタジアムに歓喜をもたらしたレオ・シルバは、笑顔でそう話す。敵地での第2戦も勝利し、次はアジア制覇の喜びをみんなで分かち合うことを、陽気なブラジル人助っ人は望んでいる。

取材◎小林康幸

This article is a sponsored article by
''.