写真上=勝利にも反省ばかりが口をついて出た石川。全日本で挽回を期した(写真◎ボクシング・マガジン)

 この日、5戦5勝5KOと唯一のパーフェクトレコードを引っさげて登場したのは、バンタム級の石川春樹(RK蒲田)だ。決勝戦でも当然のようにKOを狙ったが、サウスポーのファイター、ビバリー塚田(ワタナベ)の激しい突進に苦戦を強いられ、2-0の判定勝ち。優勝にも「しょうもない試合をして……」と、笑顔はなかった。

「力んでしまった」と石川。前へ前へと強引に出てくる塚田をカウンターで迎え撃とうとしたが、「やりずらかったし、何回か(相手のパンチも)効いた。疲れました」。それでも3回からはショートの右フックを巧みに当て、接近戦に対処する。4回にはロープを背負いながらも左フック一発でダウンを奪い、非凡なところを見せた。

「倒そう、倒そうとばかり思ってるんで。一つ判定を経験すれば、と思っていたんです」と柳光和博会長。「全日本は思い切り行かせられます」と気負いの払拭を期待した。石川自身も「次は気持ちが軽いかも」。KOの縛りから解放され、新たな気持ちで全日本へ向かう。

取材◎藤木邦昭[ボクシング・マガジン]

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