写真上=余裕を漂わせる和毅(左)と険しい表情のメディナ
(写真◎ボクシング・マガジン)

 11月12日、東京・後楽園ホールでWBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦に臨む同級1位アビゲイル・メディナ(スペイン)と2位・亀田和毅(協栄)の調印式が行われ、2階級制覇を狙う亀田が好調をアピールした。

 メディナは定刻の1時を30分遅刻して到着。「申し訳ありません。疲れて横になっていました」と記者会見で謝罪した。一方、待たされた和毅は「全然、普通ですよ。海外では30分、1時間待たされるのは当たり前。早く来てくれた方です」と紳士的に対応。「5年前ならイライラしたかもしれないけど、これもキャリアですね」と笑顔で応えた。

「普通のノンタイトル戦みたいな感じです。1回チャンピオンになってますから。まったく緊張もない」と余裕さえ漂わせる和毅。「今回はいい練習ができたので、その自信もあると思う」と万全の状態を強調した。バンタム級からウェイトを上げたことについては「ひとつ階級を上げるのは簡単なことではないが、パワーをつけて最高の状態にした」と筋力トレーニングの成果に自信を深めている。兄・興毅氏も驚かせたパンチ力のアップには「自分でも楽しみです」とKOの可能性も示唆した。

落ち着いた表情で万全の調整を語った和毅
写真◎ボクシング・マガジン

「3年待って、ようやく来たチャンス。長かったけど、あと2日でチャンピオンになる。あと2日の我慢。亀田家で残ってるのは俺だけ。その思いを全部背負って、最高の試合をして、亀田家大復活です」

 対するメディナは、試合に向けて「特別なことはない。12日のリングでお見せする」と多くを語らなかった。協栄ジムの金平桂一郎会長は、メディナの長いアゴ髭を「ルールに抵触する」と指摘し、その場でWBC立会人に通告。明日のルールミーティングでも「厳重に抗議します」と宣告した。これを聞いたメディナは眉をひそめ、明らかに気分を害した様子。その後の写真撮影でも険しい表情のままだった。

取材◎藤木邦昭

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