箱根駅伝のエントリーメンバーからチーム別に展望する6校目は大東大。50回目の出場となる今大会は4大会ぶりのシード権獲得を狙う。

※写真上=前回、3,4区を務めた川澄(左)と奈良。3年生2人の走りがフレッシュグリーン躍進のカギを握る(写真/JMPA)

大東文化大チームエントリー

大東文化大   5000mSB  10000mSB
奈須 智晃(4) 14分39秒54 30分22秒93
新井 康平(4) 14分04秒54 29分52秒58
大久保陸人(4) 14分18秒59 29分43秒04
齋藤  諒(4) 14分17秒60 29分39秒18
谷川 貴俊(4) 14分29秒00 29分13秒38
中神 文弘(4) 14分40秒76 30分40秒78
川澄 克弥(3) 13分57秒71 28分37秒20
佐藤 弘規(3) 14分32秒97 29分52秒76
豊田 紘大(3) 14分22秒80 29分53秒40
奈良 凌介(3) 14分35秒68 28分53秒96
阿比留 魁(2) 14分42秒68 30分02秒47
藤岡 賢蔵(2)   --    30分16秒59
三ツ星 翔(2) 14分23秒63 30分17秒45
片根 洋平(1) 14分32秒24 29分23秒23
佐藤  陸(1)   --    30分27秒90
服部 奏斗(1) 14分11秒98 29分59秒29
チーム平均    14分24秒98 29分49秒76
※箱根駅伝エントリーメンバーと5000m、10000mの今シーズンのベストタイム(12月14日現在)

秋を迎えて上昇気流に

 7年連続50回目の出場を決めた予選会のメンバーから平内幹太、山﨑光(共に4年)が外れ、中神文弘、豊田紘大、三ツ星翔、片根洋平が本戦のエントリーメンバーに加わった。

 1年時に箱根4区を走った中神は11月の上尾ハーフで1時間04分49秒。自己記録の1時間03分31秒には届かなかったものの、復調を印象付けた。前回10区を経験した三ツ星、11月の10000m記録挑戦会で29分23秒23の自己ベストをマークした片根は共に6月の全日本大学駅伝予選会に出場している。本戦までにさらに調子を上げられるか注目したい。

 総合16位にとどまった前回から8人のメンバーが残り、チームのベースはできている。そのなかでも、10000m28分台を持つ新井康平、川澄克弥、奈良凌介の3人が軸となる。ここに、予選会でチームトップの川澄に1秒差の1時間03分37秒で走った谷川貴俊、上尾ハーフで同じく1時間03分37秒をマークした齋藤諒といった4年生たちが脇を固める。

 今季は6年ぶりに全日本大学駅伝の出場を逃し、近年、上位で本戦出場を果たした予選会も7位通過と不本意な結果が続いた。その分、箱根に懸ける思いは強い。秋に入って自己記録を更新する選手も多く、4年ぶりのシード権確保に意気が上がる。

1年時から1区を務める新井。3度目の1区が濃厚となる今回、どの位置で2区へつなげるか(写真/小山真司・陸上競技マガジン)

経験者が残る往路

 前回はシード権争いに加わることなく、下位グループでの戦いを余儀なくされた。それゆえ、レースの流れを決定づける1、2区には、エース格の投入が規定路線。1区は前回に続いて新井、前回3区を走った川澄が満を持して2区に回るはずだ。チーム屈指のスピードを備える新井は過去2度の1区経験があり、関東インカレ10000m5位入賞の川澄も『花の2区』でのエース対決で一歩も引かない構えだ。

「勝負どころとなる区間には、すぐに代わりができるわけではない」と奈良修監督が語るように、区間配置に大幅な変更は考えにくい。4、5区には前回同様、それぞれ奈良、藤岡が起用されると見る。残るは3区だが、実績面で谷川か。2年連続9区を務めたが、自身も往路での出場を希望する。記録挑戦会では29分13秒38と自己記録を更新するなど好調を維持している点は心強い。

 谷川が往路に回ったとしても、復路は6区の奈須、7区の齋藤の経験者が残る。このほかにも大久保、中神、佐藤といった上級生が控えるが、ここに前述した下級生勢がどこまで突き上げられるか。選手層の面ではやや不安を抱えるだけに、往路のアドバンテージを復路で耐えしのぐという展開に持ち込みたいところだ。

 優勝回数4度を誇る大東大だが、89回大会以降は2ケタ順位が続く。節目となる50回目の出場となる今大会をシード常連への足掛かりにしたい。

文/石井 亮

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