箱根駅伝のエントリーメンバーからチーム別に展望する8校目は日大。関東インカレ成績
枠で出場する今回、名門復活への一歩へと意気込む。

※写真上=学生長距離界トップクラスの実績を誇るワンブィ。2区区間賞を狙う(写真/JMPA)

日大チームエントリー

日大       5000mSB  10000mSB
加藤 拓海(4) 14分55秒44  29分55秒44
佐藤 玲偉(4) 14分52秒85  30分10秒40
Pワンブィ(4) 13分41秒36  28分02秒65
阿部  涼(3) 14分34秒28  29分54秒73
松木 之衣(3) 14分46秒56  30分14秒16
金子 智哉(3) 14分50秒76  30分23秒38
武田悠太郎(2) 14分30秒22  29分20秒52
野田 啓太(2) 14分21秒31  29分13秒51
横山  徹(2) 14分30秒24  29分18秒17
遠田光太郎(2) 14分49秒82  30分26秒94
宮﨑 佑喜(2) 15分30秒79   --
小林 陸大(2) 14分57秒72  29分55秒92
北野 太翔(1) 14分46秒79  30分28秒72
大池 竜紀(1) 14分36秒05  30分24秒47
鈴木 康平(1) 14分26秒18  29分42秒18
山本 起弘(1) 14分30秒47  30分26秒28
チーム平均    14分40秒05  29分51秒83
箱根駅伝エントリーメンバーと5000m、10000mの今シーズンのベストタイム(12月14日現在)

下級生が半数以上エントリー

 総合11位だった全日本大学駅伝出場メンバー8人が順当にエントリーした。全日本のエントリーメンバー13人から岡田慶一朗(4年)、竹元亮太(2年)、天野竜汰(1年)が外れ、主将の加藤拓海、佐藤玲偉、遠田光太郎、宮崎佑喜、小林陸大、山本起弘が名を連ねた。

 目を引くのが下級生の人数だ。2年生6人、1年生も4人と半数以上を占めている。「もともと力がある選手がそろっている」と武者由幸監督が太鼓判を押すだけあり、10000m29分13秒51の野田、同29分20秒52の武田、そして全日本1区7位の横山などが着実に力を付けてきた。

 ルーキーでは、倉敷高2年時に都大路を制し、全日本6区を走った北野、同4区を務めた鈴木がポテンシャルを発揮している。

 ここに、全日本7区区間賞のワンブィ、同8区8位の阿部、1年時の全日本で3区5位の加藤といった上級生が主軸として、チームをけん引することになる。

画像: 前回は関東学生連合チームの一員として箱根路を走った阿部。日本人エースとして往路主要区間が予想される(写真/JMPA)

前回は関東学生連合チームの一員として箱根路を走った阿部。日本人エースとして往路主要区間が予想される(写真/JMPA)

ワンブィの快走に期待

 区間配置だが、2区は2年時の前々回も務めたワンブィで確定的だろう。関東インカレ5000m、10000mで3年連続二冠の大エースは「区間賞を狙います」と宣言しており、1時間6分台も期待される。

「順当ならば、1区は加藤で2区はパトリック(ワンブィ)」と武者監督は語っていたが、この『順当ならば』という前提がポイントだ。2区・ワンブィ、4区が予想される北野を除き、往路要員は加藤、横山、阿部が有力視される。基本は3区・横山、5区・阿部というオーダーになるが、横山が好調を維持すれば、全日本と同様1区を任される可能性もある。

 となれば、加藤は3区か。また、山上りを希望する鈴木の適性次第では阿部を1~3区にスライドさせることもできる。鈴木が5区を走れれば、「本当は加藤を復路の7区に置いて、流れをつくりたい」という武者監督の構想にも近づく。

 ワンブィの貯金を生かし、往路をシード圏内を維持し、6区が予想される金子、そして野田、武田の2年生コンビらで粘り切るプランだ。
 

 不安材料とすれば、箱根経験者がワンブィ、阿部の2人であること。そして調子が下降気味であることか。全日本後の合宿を経て、12月の日体大記録会は箱根本戦を占う試金石だった。「合宿の疲労を抜いた状態でどれだけ28分台を出せるか」(武者監督)と位置付けたレースで、チームトップは野田の29分19秒03。ここから本戦までにどこまで調子を上げていくことができるか。

 関東インカレ成績枠で2年ぶりの出場となる今回、「力のあるところを見せたい」というのが、チームの総意だ。2014年以来となるシード権獲得がその証明になる。

文/石井 亮

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