箱根駅伝のエントリーメンバーからチーム別に展望する18校目は上武大。11年連続11回目の出場となるが、これまでシード権を獲得したことはない。予選会11位からの下剋上となるか。

※写真上=エースで主将の太田黒が箱根駅伝予選会チームトップに(写真/小山真司・陸上競技マガジン)

上武大チームエントリー

上武大      5000mSB  10000mSB
石井  僚(4) 14分30秒59 29分47秒08
太田黒 卓(4) 14分30秒04 29分47秒40
大森  樹(4) 14分47秒29 29分38秒33
久保田直生(4) 14分46秒96 30分38秒14
熊倉 優介(4) 14分35秒92 30分07秒42
関  稜汰(4) 14分38秒36  ――
淵  喜輝(4) 14分34秒93 30分13秒05
松下恭一郎(4) 14分31秒94 30分16秒01
鴨川 源太(3) 14分20秒84 29分46秒06
齋藤  優(3) 14分31秒38 29分33秒79
佐々木 守(3) 14分30秒45 29分56秒50
武田 貫誠(3) 14分27秒90 31分27秒09
橋立  旋(3) 14分38秒82 30分34秒41
岩崎 大洋(2) 14分25秒03 30分12秒77
坂本 貫登(2) 14分38秒41 29分58秒50
西井 翔馬(2) 14分23秒75 29分55秒36
チーム平均     14分33秒29 30分07秒46
※箱根駅伝エントリーメンバーと5000m、10000mの今シーズンのベストタイム(12月14日現在)

経験者9人がエントリー

 初出場から11年連続11回目の箱根駅伝出場となった上武大。しかし、これまでにシード権を獲得したことはなく、今回も予選会11位と、記念大会枠の最後に滑り込んでの出場となった。

 前回のエースだった坂本佳太(現・小森コーポレーション)が卒業した穴は大きいが、それでも前回経験者から2区・太田黒卓、3区・熊倉優介、4区・大森樹、5区・関稜汰、6区・鴨川源太、8区・石井僚、9区・松下恭一郎、10区・佐々木守の8人がエントリー。前々回に1年生ながら箱根を経験した橋立旋を合せると9人の経験者がいるのは強みだろう。

 もともと大学に入ってから強化し叩き上げるチームということもあり、前回、4年生が1人だけだったのは珍しいケース。今回はチームの半数の8人を4年生が占める。チームの中心となるのは箱根駅伝予選会でチームトップ(36位)の太田黒、同2位(58位)の熊倉と、5月の関東インカレ(2部)ハーフで青山学院大、中央学院大、駒澤大、神奈川大など強豪校の選手が出場するなかで4位に入賞した大森だ。

 一方で下級生に目を向けると1年生はエントリーされず、2年生は岩崎大洋、坂本貫登、西井翔馬の3人がメンバー入りした。ここからチームに刺激を入れる選手が現れるか。

前回3区の熊倉は今回も往路の主要区間での起用か(写真/小山真司・陸上競技マガジン)

粘り強く、我慢強く

 目標はチームの過去最高成績の14位を更新、そしてシード権獲得となるが、予選会が11位通過という現状を考えると、1区から流れに乗り遅れないことがミッションだ。そのためには1区から主力選手を投入していくしかない。前回は2区を太田黒、3区を熊倉が走った。これに大森を含めた3人が1~3区を走ることになりそうだ。

 山の特殊区間には前回5区の関、6区の鴨川と2人とも残る。しかし、関は今季、4月から試合に出場せず、11月に大会に復帰したがどこまで調子が戻っているか。今回は橋立が起用される可能性が高い。近藤重勝監督は学生時代に4年連続で箱根駅伝5区を走り2度の区間賞を獲得しているだけに、山上り5区はチームの武器となる可能性もある。

 往路でシード権を狙える位置でレースを進めたとしても、復路も決して楽なレースにはならないだろう。ただ、予選会では15kmまでチーム総合成績が14位と通過圏の11位まで2分06秒差だったが、そこから20kmまでの5kmで逆転した。後半の粘り強さはチームの持ち味でもある。悲願のシード権獲得はいかに我慢強くレースを展開できるかがカギとなる。
文責/陸上競技マガジン編集部

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